トヨタ車体、新型ランドクルーザーのダカールラリー投入を発表。2023年のデビューウイン目指す

 トヨタ車体は6月11日、同社のラリーチームであるチームランドクルーザー・トヨタオートボデー(TLC)が、今月10日に世界初公開された新型トヨタ・ランドクルーザーをベース車とするラリー仕様車両で2023年のダカールラリー市販車部門に参戦すると発表した。

 今年1月にサウジアラビアで開催された2021年大会にも参戦し、現行のランドクルーザー“200”シリーズで市販車部門優勝を飾り、2014年から続く連勝記録を「8」に伸ばしているTLC。彼らはその活動のなかでランドクルーザーを鍛え、年月を重ねるごとに競技車両の改良を図ってきた。

 そのTLCが2023年大会において、新型の“300”シリーズを伝統のラリーレイドに投入することを決めた。これにより200シリーズでのダカール参戦は3年連続でサウジアラビア1国開催となることがアナウンスされている2022年大会が最後となり、2009年から続いた現行ランドクルーザーでの挑戦の歴史にピリオドが打たれることになる。

 この間、8連覇を含む都合11回もの市販車部門優勝を果たしてきたチームは、「長きにわたってモータースポーツの最前線で活躍し、“もっといいクルマづくり”のヒントを与え続けるとともに、多くのクルマファンから愛されたランドクルーザー200シリーズへの感謝を込め、その集大成として市販車部門9連覇に挑む」としている。

 その200シリーズからバトンを引き継ぐかたちとなる新型ランドクルーザーは、1951のBJ型(初代ランドクルーザー)誕生以来、70年の歴史の中で得られた世界中のユーザーの声に加え、TLCがダカールラリーに挑戦し続けその過程で蓄積してきた経験やノウハウがフィードバックされたクルマだ。

 チームは過酷なラリーの現場で求められる走破性を備えた、この新型ランドクルーザーで市販車部門優勝を目指すとともに、四輪総合での上位進出も視野に入れラリー仕様車両の開発を進めていくとした。
 
 なお、冒頭にもあるように300シリーズのダカールラリーデビューは2023年大会が予定されている。これは市販車部門へのエントリー条件に生産開始後、大会規定の台数が製造されることが定められているためだ。

2021年のダカールラリー市販車部門で優勝した340号車トヨタ・ランドクルーザー(三浦昂/ローラン・リシトロイシター組)
2021年のダカールラリー市販車部門で優勝した340号車トヨタ・ランドクルーザー(三浦昂/ローラン・リシトロイシター組)
新型ランドクルーザー“300”シリーズのダカールラリーデビューは2023年大会となる見込みだ
新型ランドクルーザー“300”シリーズのダカールラリーデビューは2023年大会となる見込みだ