オリバー・ソルベルグに再チャンス到来。i20クーペWRCでのラリーアルバ参戦が決定

 元WRC世界ラリー選手権チャンピオンのペター・ソルベルグの息子で、自身もラリードライバーとして活躍中のオリバー・ソルベルグが今週末6月12~13日、イタリアで開催される『ラリーアルバ』にヒュンダイi20クーペWRCで参戦することが分かった。

 昨シーズン、ERCヨーロッパ・ラリー選手権でERCジュニアのタイトルを獲得した19歳のオリバーは、ヒュンダイ・モータースポーツの育成プログラムに参加し、今季はWRC2クラスを主戦場にラリーを戦っている。
 
 そんな彼は今年2月に行われたWRC第2戦アークティック・ラリー・フィンランドで最高峰クラスにもデビュー。セブ・マーシャルとの急造ペアでヒュンダイのWRカー『i20クーペWRC』をドライブし、総合7位入賞を果たしてみせた。

 その後、第4戦ポルトガルではWRC2クラスからラリーに出場したオリバーだが、第5戦イタリアでふたたびWRカーに乗ることがアナウンスされる。

 しかし、ラリー・ポルトガルを終えた直後に父ペターの新型コロナウイルス感染が判明する。これによりオリバーと、彼が所属するチーム全スタッフの隔離措置がなされることとなり、ラリー・イタリア・サルディニアへの参戦は中止に。彼にとって2度目のWRカーのドライブは幻となってしまった。

 7日、そのオリバーが自身のTwitter(@OliverSolberg01)を更新し、翌日に14日間の検疫が明けることを報告。あわせてラリーアルバにヒュンダイi20クーペWRCで参戦することを明らかにした。

“イタリア選手権WRC”として開催される同大会は、昨年もヒュンダイのWRCドライバーたちがi20クーペWRCで参戦しており、ティエリー・ヌービルが優勝を飾った他、オット・タナクが2位、ピエール・ルイ・ルーベとルカ・デルソリが3位、4位に続きヒュンダイ勢が上位を独占している。

 そんなラリー・アルバへの出場が決まったオリバーは、この大会でターマック(舗装路)でのWRカーを初体験することになる。このことについて19歳のスウェーデン人は、「僕にとってWRカーでのアスファルトデビュー戦となるが、この路面での経験を積む絶好のチャンスだ!」と歓迎のコメント。

「僕はとても興奮しているが、同時に学ぶ準備もできている。この機会を与えてくれたミスター・アダモ(ヒュンダイ・モータースポーツのアンドレア・アダモ代表)とヒュンダイに本当に感謝しているんだ」

6月12~13日開催のラリーアルバ参戦を発表したオリバー・ソルベルグ
6月12~13日開催のラリーアルバ参戦を発表したオリバー・ソルベルグ
オリバー・ソルベルグ(ヒュンダイi20 R5) 2021年WRC第1戦モンテカルロ
オリバー・ソルベルグ(ヒュンダイi20 R5) 2021年WRC第1戦モンテカルロ