グッドイヤー、クーパータイヤの買収を完了。世界のタイヤ業界における地位を強化

 6月7日、ザ・グッドイヤー・タイヤ・アンド・ラバー・カンパニーは2月22日に発表した最終合意に基づき、クーパー・タイヤ・アンド・ラバー・カンパニーの買収を完了したことを発表した。この統合により、商品ポートフォリオ、サービス、能力を補完しあう大手タイヤメーカーがひとつになり、アメリカを拠点とする世界のタイヤ業界におけるより強力な企業が誕生することになった。

 グッドイヤーは世界最大のタイヤメーカーのひとつであり、アメリカを代表するタイヤブランド。モータースポーツ界でもおなじみで、現在もNASCARにタイヤを供給するほか、F1でも長いワンメイク供給時代など通算368勝を飾る長い歴史をもつ。また近年はWEC世界耐久選手権のLMP2クラスやWTCR世界ツーリングカーカップにも供給を開始した。

 一方クーパータイヤは同じくアメリカのタイヤメーカーで、モータースポーツでもインディライツやUSF2000などのタイヤ供給を行うほか、傘下であるエイボンが多くのモータースポーツでの実績をもっている。

 そんな両社だが、グッドイヤーは2月22日に、クーパーの買収を完了したことを発表した。この買収によって、グッドイヤーは世界のタイヤ業界におけるリーダーとしての地位を強化するほか、ふたつのブランドのポートフォリオを組み合わせ、より包括的に提案を強化。また短期的かつ長期的に大きな財務効果を得るなど、さまざまな効果があるとしている。

「グッドイヤーとクーパーが正式に統合され、消費者と顧客への革新的で高品質な商品とソリューションの提供を重視するという共通認識のもと固く結束できることを嬉しく思う」とグッドイヤーの会長兼CEO兼社長のリチャード・J・クレーマーは語った。

「この統合により、グッドイヤーは世界中のより多くの消費者にサービスを提供することができ、新しいモビリティとフリート向けソリューションへの投資規模を拡大することができる」

インディライツではクーパータイヤが使用される。
インディライツではクーパータイヤが使用される。