ホンダ4台がトップ7グリッド獲得も「ポールへの挑戦が不発に終わったことは残念」と田辺TD/F1第6戦

 2021年F1アゼルバイジャンGPの土曜予選で、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは3番手、セルジオ・ペレスは7番手だった。スクーデリア・アルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーは4番手、角田裕毅は8番手となり、ホンダのパワーユニット搭載車4台がトップ8入りする結果となった。

 ホンダ勢全車が予選Q3に進出したのは今シーズン初めて。また、予選6番手のランド・ノリス(マクラーレン)がグリッド降格ペナルティを受けたため、ペレスは6番グリッド、角田は7番グリッドに繰り上がることが決まっている。ホンダ勢4人は、ソフトタイヤで決勝をスタートする。

 FP3で、フェルスタッペンがターン15でウォールに突っ込み、マシンを降りるというアクシデントがあった。レッドブルは予選までにマシンを修復、フェルスタッペンは無事に予選に参加することができた。

2021年F1第6戦アゼルバイジャンGP FP3でマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)がクラッシュ
2021年F1第6戦アゼルバイジャンGP FP3でマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)がクラッシュ

 Q3では、1回目のランでフェルスタッペンとペレスは完璧なラップを走ることができず、最後のランに賭けたが、角田とカルロス・サインツ(フェラーリ)のそれぞれのクラッシュによって赤旗が出されたため、タイムを向上させることができなかった。

 FP3でトップタイムを出すなど好調だったガスリーは、Q3で角田のトウ(スリップストリーム)を得る形で走行、自己ベストタイの予選4番手を獲得した。

 角田はF1キャリア初のQ3進出を果たし、Q3終盤、ターン3でクラッシュしたものの、予選自己ベスト8番手という結果になった。

2021年F1第6戦アゼルバイジャンGP 角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)
2021年F1第6戦アゼルバイジャンGP 角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)

マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)
FP3 15番手(1分43秒984/6周)
予選 3番手(Q1=2番手1分41秒760:Q2=1番手1分41秒625:Q3=3番手1分41秒563)

セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)
FP3 2番手(1分42秒595/19周)
予選 7番手(Q1=3番手1分41秒968:Q2=2番手1分41秒630:Q3=7番手1分41秒917)

ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)
FP3 1番手(1分42秒251/16周)
予選 4番手(Q1=7番手1分42秒288:Q2=8番手1分41秒932:Q3=4番手1分41秒565)

角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)
FP3 8番手(1分43秒244/19周)
予選 8番手(Q1=11番手1分42秒521:Q2=4番手1分41秒654:Q3=8番手1分42秒211)

2021年F1第6戦アゼルバイジャンGP ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)とセルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)
2021年F1第6戦アゼルバイジャンGP ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)とセルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)

■ホンダF1テクニカルディレクター 田辺豊治
 今日のアゼルバイジャンGPの予選は、すべてのセッションでクラッシュによる赤旗中断が発生するという難しい状況での戦いになりました。その中で、今季初めてホンダのPUを搭載する4台がQ3に進出できたことはよかったと思います。両チームとともに昨日の走行データの解析を行って本日のFP3を走行し、その結果からさらにセットアップを煮詰めていくことができた結果です。

 Q3の最後に赤旗によりセッションが終了し、フェルスタッペン選手、ペレス選手、ガスリー選手がタイムを更新できなかったことについてはフラストレーションを感じます。角田選手のクラッシュがその赤旗の原因となったことは残念ですが、初挑戦となるのバクーで初めてのQ3進出を果たすなど、いい走りを見せているので、明日のレースにも期待したいと思います。

 狭いストリートコースですので、明日もアクシデントなどにより荒れた展開のレースになる可能性がありますが、4台ともにマシンの速さはあります。チームとともにきっちりと完走して、予選ポジションより上でフィニッシュすることを目指して準備を進めます。