ニュル24時間予選:昨年の覇者、ローヴェ・レーシングの1号車BMWがPP獲得

 現地時間6月4日、ドイツ、ニュルブルクリンクで開催される伝統の一戦、第49回ADAC・トタル24時間レース(ニュルブルクリンク24時間耐久レース)のトップクオリファイが行われ、ウエットコンディションのなか、昨年の覇者であるローヴェ・レーシングの1号車BMW M6 GT3(ニッキー・キャッツバーグ/ジョン・エドワーズ/フィリップ・エング/ニック・イェロリー組)が10分01秒619を記録してポールポジションを獲得した。コンラッド・モータースポーツの19号車ランボルギーニ・ウラカンGT3が2.308秒差で2番手、チームHRTの4号車メルセデスAMG GT3が4.373秒差の3番手となった。

 125台が参戦する49回目のニュル24時間。現地時間18時30分から開始されたトップクオリファイへ進出を決めた20台は全車SP9クラスを戦うFIA-GT3マシンとなり、そのうち17台がドイツメーカーの車両となった。

 ニュルブルクリンク上空には分厚い雲が覆うも、トップクオリファイ1回目はドライコンディションでスタート。しかし、セッション終盤に雨粒が落ち始めたかと思いきや、土砂降りへとコンディションは急変。続いて現地19時45分から行われたトップクオリファイ2回目は、コース上の至る所に川が流れるヘビーウエットの中で行われることに。

 難コンディションとなったトップクオリファイ2回目、コンラッド・モータースポーツの19号車ランボルギーニ・ウラカンGT3が計測1周目に10分03秒927を記録し暫定トップに浮上する。

 そのまま19号車ランボルギーニがポール獲得かと思われた中、2周目のアタックでローヴェ・レーシングの1号車BMW M6 GT3のニック・イェロリーが、19号車ランボルギーニを2.308秒上回る10分01秒619を記録しトップに浮上し、そのままポールポジションを獲得した。2番手に19号車ランボルギーニが、3番手にチームHRTのメルセデスAMG GT3が続いた。

2021年ニュルブルクリンク24時間レースのPPを獲得したローヴェ・レーシングの1号車 BMW M6 GT3のニック・イェロリー
2021年ニュルブルクリンク24時間レースのPPを獲得したローヴェ・レーシングの1号車 BMW M6 GT3のニック・イェロリー

 日本勢では、SP8クラスとSP10クラスに2台のマシンで挑むノーベル・レーシング・ウィズ・トーヨータイヤ・バイ・リングレーシングは、東徹次郎と朝日ターボが搭乗する72号車トヨタGRスープラ GT4が総合70番手、松井猛敏と朝日ターボ(ダブルエントリー)が搭乗する54号車レクサスRC Fは総合80番手から決勝のスタートを迎える。

 関豊が搭乗するV2TクラスのマンヘラーレーシングOHGのBMW F30 330iは総合99番手から、河村直樹が搭乗するSP3クラスのTOYOTA GAZOO Racingタイランドのカローラ・アルティスは総合110番手からスタートを迎えることとなった。

 4チーム計7台にADVANレーシングタイヤを供給するヨコハマ勢のうち、SP9クラスに参戦するワーケンホルスト・モータースポーツの3台のBMW M6 GT3は、100号車が20番手、101号車が24番手、102号車が30番グリッドから。

 SP9クラスに2台のポルシェ911 GT3 Rを投入するファルケン・モータースポーツの33号車は28番グリッド、44号車は29番グリッドから、それぞれ24時間の戦いに挑むこととなった。

 ニュルブルクリンク伝統の一戦、第49回ADAC・トタル24時間レースの決勝レースは、いよいよ現地時間5日(土)15時30分(日本時間22時30分)にスタートを迎える。

激しい雨のもと、PPを獲得したローヴェ・レーシングの1号車 BMW M6 GT3
激しい雨のもと、PPを獲得したローヴェ・レーシングの1号車 BMW M6 GT3
コンラッド・モータースポーツの19号車 ランボルギーニ・ウラカン GT3
2番グリッドを獲得したコンラッド・モータースポーツの19号車 ランボルギーニ・ウラカン GT3
3番グリッドを獲得したチームHRTの4号車メルセデスAMG GT3
3番グリッドを獲得したチームHRTの4号車メルセデスAMG GT3