ピレリ、BMW X5 プラグインハイブリッド向けに世界初となるFSC認証タイヤを供給開始

ピレリ、BMW X5 プラグインハイブリッド向けに世界初となるFSC認証タイヤを供給開始

地球環境に優しい原材料を用いたタイヤの量産化をスタート

地球環境に配慮したモノ造り。あらゆるメーカーにとって、サステナビリティ(持続可能性)に向けた取り組みは、これから真剣に進めていかなければならない問題だろう。

ピレリは持続可能な天然ゴムの使用など、様々なアプローチに向けて研究開発を進めることで地球環境を守る活動に積極的に挑んでいるが、世界で初めてFSC認証(Forest Stewardship Council)を取得したタイヤの量産化に成功したことも、その数ある取り組みのひとつ。

このFSC認証は、生物の多様性を維持しながらも、地域の住民や労働者の生活に利益をもたらす方法で管理されている農場に向けて認定されるもので、対象となる農場が「適切な森林管理」を行って営業していることを証明する国際的な制度になる。

 

FSC 認証を取得した天然ゴムの採取方法

性能面でもサステナビリティを追求

今回、BMW X5 xDrive45e プラグインハイブリッド用に開発されたピレリ P ZEROは、世界で初めてFSC認証を取得した天然ゴムと、FSC認証を受けた農園から供給されたレーヨンを使用して製造されていることが特徴。

米国ジョージア州のローマ工場のみで生産されるこのタイヤは、サステナビリティな原材料を用いていることに加えて、静粛性や低転がり抵抗を実現することで燃費の向上や有害物質の排出削減といった、環境面でのサステナビリティも考慮して設計されているという。

P ZEROタイヤの証明

サステナビリティを実現する活動を今後さらに推進

今回の取り組みに関して、ピレリのシニア・ヴァイスプレジデント(Sustainability and Future Mobility責任者)を務めるGiovanni Tronchetti Provera氏のコメントは以下のとおり。

「サステナブルなモビリティは、何よりも原材料から始まります。世界初のFSC認証タイヤによって、ピレリは再び、ますます困難なサステナビリティの観点で目標を追求するというコミットメントを示しました。これは、革新的な素材と最先端の生産プロセスを絶えず追求していくことの証です。私たちは、地球のサステナブルな成長のために投資を続け、それが私たちのビジネスの将来にとっても不可欠であることを認識しています」

 
BMW AG役員で、調達及びサプライヤーネットワークの責任者を務めるAndreas Wendt氏は続ける。

「プレミアムメーカーとして、私たちはサステナビリティをリードし、その責任を果たすことを望んでいます。私たちは、2015 年からサプライヤーネットワークの透明性を向上させ、天然ゴム栽培を改善することに尽力してきました。認証を取得した天然ゴムを使用したタイヤを採用することは、業界における先進的な成果であると言えます。このようにして、私たちは生物多様性と森林を保全することで気候変動を防ぐことにも貢献できます」

そしてFSC国際事務局のチーフマーケットオフィサーであるJeremy Harrison氏は下記のように語る。

「今回発表されたピレリのFSC認証タイヤは、天然ゴムバリューチェーン全体に経済、社会、環境的な恩恵をもたらす歴史的な出来事です。特に天然ゴムのサステナビリティという課題に対して重要な意味を持っています。私たちは、天然ゴムを小規模事業者から市場へ供給する透明性のあるバリューチェーンを実現し、責任のある調達を行ったピレリを祝福したいと思います」

「また、FSC認証タイヤの開発をサポートし、自社の最新モデルへの採用を決定したBMWグループにも拍手を贈りたいと思います。これは、サステナブルな天然ゴムのバリューチェーンに向けての大きな前進と考え、森林伐採を減らし、気候変動に立ち向かうための戦いを支援するものと考えます。私たちは、このケースで示されたサステナビリティ・リーダーシップを称賛するとともに、業界全体に広く変革をもたらすことを期待しています」

【問い合わせ】
ピレリ ジャパン
TEL 0120-29-3332