2021年は開催中止の東京モーターショー、次回の開催は2023年に

 6月3日、日本自動車工業会(JAMA)はオンラインで記者会見を行い、この中で豊田章男会長は4月22日に2021年の開催中止を発表した東京モーターショーについて、2023年に開催するという決定を下したことを発表した。

 東京モーターショーは、1954年にスタートした国際自動車ショーのひとつで、世界5大モーターショーのひとつとして世界的に知名度が高い。新型車はもちろんコンセプトカー、またレーシングカーの発表等にも活用されてきた。毎年、奇数年に開催されており、第42回開催にあたる2011年からは東京ビッグサイトを使い開催されてきた。

 前回開催は2019年で、2021年は開催年となっていたが、4月22日に行われた日本自動車工業会の会見のなかで、豊田会長は「多くのお客さまに安全、安心な環境でモビリティの魅力を体験いただけるメインプログラムのご提供が難しいと判断」し、2021年の開催を中止すると発表していた。

 今後の開催について6月3日のオンライン会見の中で質問を受けた豊田会長は、「前回、今年のモーターショーは中止であるという内容を発表させていただきましたが、本日の理事会において、次回のモーターショーを2023年に開催する旨を、全理事賛同のもと決定させていただきましたことをご報告させていただきます」と次回はこれまで同様に奇数年である2023年に行うと発表した。

「そのテーマは『グリーン&デジタル』ということで、カーボンニュートラルに向けた2050年までの長い道のりへのスタートを含む意味で、中長期的なメッセージになっていくかと思います。いまどういう意志をもって、どういう行動をするかで未来への景色は変わってくると思います」と豊田会長。

 また、次回の開催については「2023年は『グリーン&デジタル』、それも『人を中心に』考えていこうと取り組んでいくことも決定しました。またこの時期、ひょっとすると、ひさびさにリアル人が集まれるビッグイベントになるのではないかと思います」と新型コロナウイルス禍が明け、人々が集うイベントになるのではないかと豊田会長は示唆した。

「自動車業界の集客力とひさびさの“リアル”、未来のモビリティという基軸で、興味をもち一緒に参加したいという業界も含め、オールインダストリーショーのようなものになれば」と他業界の参加も促している。