コロナ禍のなかの2021年ニュルブルクリンク24時間。日本人ドライバーは5人が挑戦

 6月3~6日に、ドイツ、ニュルブルクリンクで開催される伝統のADAC・トタル24時間レース(ニュルブルクリンク24時間耐久レース)。難攻不落のノルドシュライフェとグランプリコースが組み合わされたコースを舞台に戦うレースだが、すでに発表されているエントリーリストを見ると、日本人ドライバーの参戦も実現しているほか、注目のエントリーもある。

 いまだに新型コロナウイルス感染拡大の影響によりドイツも厳しい状況ではあるが、エントリーが発表された時点で合計125台がエントリーをしているが、今季も残念ながら日本から毎年のようにエントリーしていたTOYOTA GAZOO Racing、スバル/STI、そして2019年に初挑戦していたKONDO Racingの参戦は見送られた。

 しかし、飽くなき挑戦を続けるノーベル・レーシング・ウィズ・トーヨータイヤ・バイ・リングレーシングからは、SP8クラスに参戦する54号車レクサスRC Fに松井猛敏と朝日ターボが、GT4車両で争われるSP10クラスには72号車のトヨタGRスープラで東徹次郎と朝日ターボ(ダブルエントリー)が参戦する。

 また、コロナ禍にも負けず参戦を果たすTOYOTA GAZOO Racingタイランドは、SP3クラスにカローラ・アルティスを投入するが、そのドライバーのひとりにはスーパー耐久の経験をもつ河村直樹が乗り込む。またV2TクラスのマンヘラーレーシングOHGのBMWには関豊が名を連ねている。

 日本でもお馴染みのドライバーとしては、SPXクラスのメルセデスAMGには、シェフラーとドイツの福祉車両の開発・製造メーカーのパラヴァンが共同で開発したドライブ・バイ・ワイヤシステムが搭載されている注目の車両となっているが、ドミニク・ファーンバッハーやダレン・ターナーらがこのマシンへ乗り込む。

 またヨコハマを履くワーケンホルストのBMW M6 GT3には大ベテランのヨルグ・ミューラーが若手ドライバーのコーチを兼ねて乗り込む。また、今季もトム・コロネルやティアゴ・モンテイロ、ジャン-カール・ベルネイらが併催されるWTCR世界ツーリングカーカップとのダブルエントリーとなり、毎年恒例の多忙なレースウイークを戦う。

 昨年に引き続きコロナ禍にあり、数々の厳しい制限のなかで開催されるニュル24時間には、ヨーロッパ各国以外にもタイ、日本、アメリカ、ウガンダ、ロシア、南アフリカ等、さまざまな国籍のドライバーが集い、第49回大会に華を添える。

ノーベル・レーシング・ウィズ・トーヨータイヤ・バイ・リングレーシングのレクサスRC F(写真は2020年)
ノーベル・レーシング・ウィズ・トーヨータイヤ・バイ・リングレーシングのレクサスRC F(写真は2020年)