アロンソ、F1復帰をエンジョイも「100パーセントの状態に戻るのに予想以上に時間がかかっている」

 アルピーヌF1チームのフェルナンド・アロンソは、2年ぶりのF1復帰は予想していたよりも難しいことが分かったと認めた。しかし苦戦してはいても、F1マシンをドライブする喜びが失われることはないという。

 2021年シーズン序盤5戦において、アロンソが予選トップ10内に入れたのは2回のみで、決勝をポイント圏内でフィニッシュしたのも2回にとどまっている。ここまでのところ、全般的にチームメイトのエステバン・オコンに遅れをとっており、モナコGPではオコンは9位で入賞したのに対し、アロンソは13位だった。

 だが比較的困難な状況にあるにもかかわらず、2度の世界チャンピオンであるアロンソは、F1マシンを走らせることによって得られる興奮とスリルには満足しているという。

「正直なところ、喜びと興奮は予想していたよりも大きいと思う」とアロンソは『RACER』に語った。「コース上で走るすべてのラップを楽しんでいるんだ」

「準備も楽しいし、マシンのセットアップのためのミーティングも楽しんでいる。以前は、週末のなかで最悪の部分だと思っていたことを、今では楽しく感じている。そういう部分ですら、今は楽しい。走行する時間だけでなく、それ以外も、以前より楽しく感じる」

「そのことについては驚いているよ。復帰した時にどう感じるかは、計画できることではないからね」

フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)
2021年F1第5戦モナコGP フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)

「ドライビングと結果については……予想していたよりは少し難しかったかもしれない」とアロンソは認めた。

「自然に結果が出ることが当然だと思っていたわけではない。準備を積む必要があることは分かっていた。シミュレーターで何時間も過ごしたり、バーレーンやアブダビで2018年型マシンを使ってテストをする必要があった」

「予想はしていたことだが、マシンのポテンシャルを最大限に引き出すことに、今も苦労している」

 ルノー/アルピーヌに加入したドライバーが1年目には苦労する傾向にあることを、アロンソは指摘した。
 2019年のダニエル・リカルドも、1年のブランクを経て2020年に復帰したオコンも、適応に長い期間を要した。

「ルノー/アルピーヌの哲学に何か関係があると思う」とアロンソは言う。「このチームに来たほとんどのドライバーは、1年目に苦戦している」

「だから何かあるんだろう。何が原因かということについては考えがある。でも昨年復帰するための契約をしたときに思ったよりも、長い時間が必要みたいだ」

「3戦か4戦のうちには100パーセントに戻れると思っていたけれど、8戦か9戦はかかりそうだ」