ヒストリックカーマーケット、新型コロナウイルスのパンデミックによりスーパーカーと日本車人気が沸騰

ヒストリックカーマーケット、新型コロナウイルスのパンデミックによりスーパーカーと日本車人気が沸騰

ビートルやコルチナに代わり911やEタイプが人気に

欧州最大のヒストリックカー販売ウェブサイト「カー&クラシック(Car & Classic)」は、この1年間の販売動向が新型コロナウイルス(COVID-19)を原因とするロックダウンなどの影響により、大きく変化したことを明らかにした。

これまでマーケットで主役を務めてきた「MGB GT」「フォルクスワーゲン ビートル」「フォード コルティナ」などの販売・流通量が大幅に下落。例えばコルティナの2020年第1四半期と2021年第1四半期を比較すると、2位から9位に大きく順位を下げた。代わって“夢のある”スポーツカーが大きく順位を上げている。

現在「カー&クラシック」で最も検索されている車種は「ポルシェ911」、次いで「ジャガー Eタイプ」となっている。ロックダウン期間中、上位200台の検索数は39%も増加。サイト利用者の多くが「今こそ、ずっと欲しかった夢のクルマを探す時だ」と感じていることが明らかになったと言える。

2020年第1四半期と2021年第1四半期のデータを比較すると、欧州におけるヒストリックカー市場には、ひとつの大きな流れの変化が来ていることが明らかになった。1960〜70年代に製造された、いわゆるヒストリックカーではなく、ヤングタイマーやモダンクラシックの人気が高まっており、たとえば1980年代のBMW 3シリーズ(E30)がサイト内で3番目に多く検索されている。

1980年代のホットハッチにも関心が集まっており、検索数に関して、フォード エスコート XR2が25%、エスコート XR3iが44%も増加した。また、日本車の人気も引き続き堅調で、トヨタ スープラ、マツダ サバンナ RX-7、トヨタ MR2がトップ20に入り、ニッサン スカイラインが実に131もランクアップして27位にランクインしている。

英国のヒストリックカーマーケット、新型コロナウイルスのパンデミックにより人気車種に大きな変化の流れ

高い人気を集めつつある1980〜90年代の日本車

「カー&クラシック」の編集長を務めるクリス・ポリットは、人気動向の変化について次のようにコメントした。

「私たちが運営している『カー&クラシック』は、ショップやオークションで販売されている4万数千台のヒストリックカーを検索することができます。この検索結果を分析すると、新型コロナウイルスのパンデミックがヒストリックカーの分野に大きな変化を促し、その変化が加速していることを示しています」

「ある人にとっては新しいプロジェクトを始めるための時間が増え、またある人にとっては休暇に費やさなかったお金でずっと欲しかった夢のクルマを買うことができるようになりました。このデータはクラシックカーの世界が常に変化していることを示しています」

「1980年代や90年代のモダンクラシック、特に日本車がますます流行していることや、新しい世代の自動車ファンが時間をかけてノスタルジーを求めるようになっています。また、戦前や戦後間もない時代の車種が、流行の変化に伴って手頃な価格になっていることも指摘しておきましょう」

「最後に、人々が何を求めているのかをチェックするのは本当に興味深い作業です。それこそ、リライアント ロビンが1万回も検索されたなんて、いまだに信じられません(笑)」

【関連サイト】
・カー&クラシック

https://www.carandclassic.co.uk