ランキングトップを維持するクアルタラロ「ライダーとしても人間としても成熟」/MotoGP第6戦イタリアGP決勝トップ3コメント

 MotoGP第6戦イタリアGPの決勝レースがムジェロ・サーキットで行われ、優勝したファビオ・クアルタラロ(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)、2位のミゲール・オリベイラ(レッドブル・KTM・ファクトリーレーシング)、3位のジョアン・ミル(チーム・スズキ・エクスター)が会見に出席した。MotoGPクラスの決勝レース前にMoto3クラスのライダー、ジェイソン・デュパスキエの訃報があり、ライダーたちは会見のなかでこの日のレースを振り返るとともに、仲間を喪った沈痛な心境を吐露した。
 

■ファビオ・クアルタラロ(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)/決勝:優勝

2021年MotoGP第6戦イタリアGP ファビオ・クアルタラロ(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)
2021年MotoGP第6戦イタリアGP ファビオ・クアルタラロ(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)

「難しいレースだった。スタート前に1分間の黙とうをして(※ジェイソン・デュパスキエの死を悼み、MotoGPクラスの決勝レース前に1分間の黙とうが捧げられた)、感情が湧き上がってしまうから、集中力を保つのが難しい」

「(レースでは)素晴らしいスタートを切ろうと思っていた。(新しく導入されたフロントの)ホールショット・デバイスがうまく機能することがわかっていたからだ。1コーナーにトップで入っていきたかった。でもペッコ(※フランセスコ・バニャイアの愛称)のクラッシュのあと、(トップに立つのに)2周かかったよ。リヤタイヤの消耗が激しいことはわかっていたから、攻めようとするのは難しかった。この優勝はジェイソンと、その家族に捧げる」

「昨年から多くのことを学んできたんだ。(昨年は)2連勝したけれど、CEV(※FIM CEV Repsol)以外でチャンピオンシップをリードしたことはなかった。転倒をして、13位や12位でレースを終える経験をした。そして今、ライダーとしてだけではなく、人間としても成熟してきていて、そのおかげでレースウイークをうまく進められるようになっていると思う」

■ミゲール・オリベイラ(レッドブル・KTM・ファクトリーレーシング)/決勝:2位

2021年MotoGP第6戦イタリアGP ミゲール・オリベイラ(レッドブルKTMファクトリー・レーシング)
2021年MotoGP第6戦イタリアGP ミゲール・オリベイラ(レッドブルKTMファクトリー・レーシング)

「素晴らしい週末だったよ。どのセッションでも、際立ってはいなかったけれどよかったと思う。予選もまずまずだった。今季のベストグリッド、7番手を獲得したからね。すべてが順調で、思っていたようなポジションを獲得できたよ」

「レースの序盤はトップグループにはついていけなかった。僕はフロントにハードタイヤを履いていたからだ。攻める前に慎重に、よくタイヤを温める必要があった。(タイヤが温まってからは)すべてがうまくいって、ヨハン(・ザルコ)をオーバーテイクし、ジョアン(・ミル)を抑え込むことができたんだ。いいレースだったよ。こういう状況のなかではあった、でも、今日はとても走りを楽しんだ。来週のバルセロナ(第7戦カタルニアGP)につながるいい結果になった」

■ジョアン・ミル(チーム・スズキ・エクスター)/決勝:3位

2021年MotoGP第6戦イタリアGP ジョアン・ミル(チーム・スズキ・エクスター)
2021年MotoGP第6戦イタリアGP ジョアン・ミル(チーム・スズキ・エクスター)

「こういう悲痛なニュースを聞いた後で、今日はみんな、ヘルメットを被ってレースに出ていくのが本当につらかった。でも、これは僕たちのするべきことだ。僕たちはライダーであるがゆえに、こういう状況に苦しむことになる」

「でも、できるだけ集中しようと努めた。そして、自分たちが為したことにはとても満足しているよ。チームはとても頑張ってくれたし、僕もだんだんいいペースになって、バイクにいいフィーリングを得ていった。ここでの目標は、いつも通り表彰台だった」

「シーズンの始め、序盤は難しいだろうって言ったと思うけど、今の時点で2回も表彰台を獲得している。そして、これから僕たちが得意とするサーキットでのレースになる。だからとても楽観的ではあるよ。もっと強くなっていくだろうと思うし、うまくいけば毎回表彰台を獲得するだろう」

「(ヤマハがフロントにホールショット・デバイスを投入し、現在ではスズキが唯一前後のデバイスを持っていないことについて)待っていることはいくつかある。スズキが取り組んでいることがあるのは知っているけど、今のところ、僕たちは(リヤのホールショット・デバイスを)持っていない。チームが日本(のスズキ)にせっついているのはわかっているんだけどね。でも、いつ導入されるのかはわからない。チームを信じているよ。彼らが少しでも早く(ホールショット・デバイスが)投入されるように、できる限りのことをしてくれていると思う」