「今のペレスは予選で弱すぎる」レッドブルF1首脳、タイトル争いへの影響を懸念

 レッドブルのモータースポーツコンサルタント、ヘルムート・マルコは、2021年に加入したセルジオ・ペレスの現時点での予選パフォーマンスに不満を示し、レッドブルがメルセデスに勝ってF1タイトルを獲得するために、早急な改善が必要だと考えている。

 ペレスは、モナコGP決勝では9番グリッドからいいレースをし、効果的なオーバーカット戦略にも助けられて4位を獲得した。予選で上位グリッドを獲得していれば、表彰台を狙うことができたものと思われる。

 チームメイトのマックス・フェルスタッペンは、F1ドライバーズチャンピオンシップにおいてメルセデスのルイス・ハミルトンを抜き、現在首位に立っている。マルコは、ペレスは上位グリッドからスタートしてメルセデス勢からもっとポイントを奪う必要があると示唆した。

 今シーズンのタイトル争いにおいてペレスの活躍が「決め手」になり得るとマルコは述べており、ペレスの予選パフォーマンス向上が極めて重要だと考えているのだ。

2021年F1第2戦エミリア・ロマーニャGP セルジオ・ペレスとヘルムート・マルコ(レッドブル)
2021年F1第2戦エミリア・ロマーニャGP セルジオ・ペレスとヘルムート・マルコ(レッドブル)

「今のところ、彼は予選で弱すぎる」とマルコは『Sport Bild』に語った。

「彼が(バルテリ・)ボッタスと同等の力を出していたら、バルセロナでメルセデスは2ストップ戦略を取ることはできなかったと思う。現時点でそれが我々の最大のハンディキャップだ」

 レッドブルF1チーム代表のクリスチャン・ホーナーも、ペレスが予選でのレベルを上げる必要があると認めている。しかし、いくつかの要因によってペレスはまだ新しい環境で力を発揮できずにいるが、いずれは本来の速さを見せるようになるとの考えを示した。

「彼は日曜日よりも土曜日の方が難しいと感じていると思う」とホーナーは語った。

「彼のレースペースは全般的に非常に強力だ。土曜日については、彼とともにさらに取り組む必要がある。彼の手助けをし、より快適に走れるようにだ。いずれうまくいくだろう」

「カルロス(・サインツJr.)は例外としても、今年チームを移籍した大半のドライバーは、本来の力を発揮するのに時間がかかっている」

「今年はタイヤもさらにトリッキーであり、それが新たな力学を生み出す。だが、彼は目標とする状態に近づきつつある。ああいった(モナコ決勝のような)パフォーマンスを発揮できれば、今後はさらによくなっていくだろう」

2021年F1第5戦モナコGP セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)
2021年F1第5戦モナコGP セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)

 ペレスはモナコを振り返り、予選でまだ課題を抱えていると認めた。

「予選に関しては、もっと時間が必要だ。今週末は特に、間違った方向へ行ってしまった。マシンに関してマックスほどいい仕事ができなかったんだ」

「でも今後のレースではうまくやれることを期待している。まだシーズン5戦目だし、この先やるべき作業がたくさんある」

「マシンに馴染めば、大きな前進が見られるだろうし、多くのポイントをチームのために獲得できると思う」