F1にインディカー式赤旗規則導入の可能性。ルクレールの事故を受け、FIAが予選を妨げたドライバーへの処罰を検討

 FIAのF1レースディレクターを務めるマイケル・マシは、FIAとF1は予選で赤旗の原因を作ったドライバーの最速ラップを抹消するという規則の導入について、今後検討していく意向を示した。

 2021年F1モナコGP予選Q3で、フェラーリのシャルル・ルクレールが暫定ポールポジションタイムをマークした後、セッション終盤にクラッシュ。それにより赤旗が出たため、ライバルたちはタイムを更新するチャンスを失った。

2021年F1第5戦モナコGP シャルル・ルクレール(フェラーリ)が予選でクラッシュ
2021年F1第5戦モナコGP シャルル・ルクレール(フェラーリ)が予選でクラッシュ

 インディカーなどいくつかのシリーズには、予選中にアクシデントなどで赤旗の原因を作ったドライバーは、自身の予選ベストラップを取り消されるという規則がある。モナコ予選での一件から、同様の規則をF1に導入する可能性についての議論が持ち上がっている。

 規則変更への見解を聞かれたマシは「何かが起きた際には、FIA、F1、チームがあらゆる点に目を向け、その是非について検討する」と答えた。

「インディカーの規則については私も承知している。他の多数のFIA国際シリーズ、世界中の国内選手権において、同じ規則が定められている」

「これを検討し、すべての主要な利害関係者とともに、適切かどうかを判断するつもりだ」

 予選終盤のクラッシュによってポールを確保した場合、そのドライバーが故意に事故を起こしたのではないかという疑いが持たれることがあるが、マシは、ルクレールが単にミスを犯したにすぎないことは明らかだと断言した。

「あの場面を見て、データをチェックし、チームとの通信を聞いた。いかなる状況であろうと、マシンにあれほど大きなダメージを負わせるために、あそこで飛び出すようなドライバーはいないだろう。それによって深刻な結果が起こり得るのだ」