FIA会長選挙に向け、スポーツ部門副会長のグラハム・ストーカーが出馬を表明

 現在FIAのスポーツ担当副会長を務めるグラハム・ストーカーは、FIAの指揮をとるジャン・トッドの後任として、今年後半の会長選挙に出馬することを発表した。

 イギリス出身の法廷弁護士であり、2004年以来FIA世界モータースポーツ評議会のメンバーであるストーカーは、FIAの首脳部をまとめてきた。そのなかにはル・マン24時間耐久レースで9回の優勝経験を持つトム・クリステンセンが含まれるが、彼はFIAの将来のスポーツ担当副会長に立候補している。

 またストーカーとともに、ベルギー出身のティエリー・ウィレマルクがモビリティ担当副会長に、ニュージーランド出身のブライアン・ギボンズがFIA議会議長に立候補する予定だ。

「我々はスポーツ、モビリティ、安全性、持続可能性、競技、信頼できるサービスにわたる、すべての人のためのFIAを代表する。包括的なFIAは、人種、国籍、性別にかかわらず、世界中のすべてのモータースポーツ競技者と道路利用者を歓迎し、彼らのために尽くしている」

「私はFIAとメンバークラブが、スポーツとモビリティ、新たな輸送手段とエネルギーのトレンドといったすべての面において、国際的な影響力を獲得することを望んでいる」とストーカーは彼のキャンペーン開始にあたって述べた。

「我々は過去12年におよぶジャン・トッド会長の卓越した業績を基礎に積み重ねていく。また、多くの新たな革新的プログラムとリソースを会員に提供してきたこと、我々のクラブを発展させるために会長を支援してきたこと、FIAを強固かつ尊敬される国際的組織へと構築してきたことを誇りに思う」

「我々の基本的理念は“すべての人のためのFIA”であり、この理念は我々の会員、競技、社会からなる連合体を引き続き強化していくだろう」

 これまでのところ、他に今年12月の選挙でトッドの後任としてFIA会長に立候補しようとしているのは、元ラリードライバーのモハメド・ビン・スライエムだけだ。

2021年F1第5戦モナコGP ジャン・トッド(FIA会長)