ニュルブルクリンク24時間、今年も制限付き有観客で開催。サーキット部分に10,000人が入場へ

 6月5〜6日に決勝レースが開催される2021年のニュルブルクリンク24時間レースにおいて、ニュルブルクリンクのグランプリサーキット・セクションに、ソーシャル・ディスタンスを保った最大10,000人分の座席が用意されることが分かった。

 2020年は新型コロナウイルス感染拡大の影響により、当初の5月から9月へと開催時期が移されたニュルブルクリンク24時間。当初は無観客で開催される予定だったが、レース開催1週間前に急遽行政からの許可が下り、グランプリコースの限られたスタンドのみ、22時から翌7時までは消毒・清掃のための閉鎖などの制限の下、ごく限られた数の観客の観戦がかなった。

 2021年のニュルブルクリンク24時間では、開催コースの大部分を占める“ノルドシュライフェ”は引き続き立ち入りが禁止されるが、新型コロナウイルスの感染を予防する対策をとった観客とVIPゲストの訪問が許可される。

 ニュルブルクリンク・サーキットとADACノルトライン・モータークラブを含むニュル24時間のオーガナイザー・グループは、限られた数の観客を招いてイベントを開催するための、ドイツ保健省からの必要な許可を取得している。

 コース序盤部にある『BMW Mパワー』『ビルシュタイン』『メルセデス』の各グランドスタンドは、バックシケインにかけての『12a』グランドスタンドとともに、キャパシティの半分の座席数が利用できる。シートは前後左右に2席の間隔が開けられ、最大2名までが一緒に利用可能だ。

 ファンがサーキットに入場するには、COVID-19検査における陰性、ワクチンの接種、感染からの回復、いずれかの証明書が必要になる。また、フェイスカバー(マスク)の着用は、常に義務付けとなる。

 2021年のはじめにドイツとヨーロッパで新型コロナウイルスの感染率が上昇したことから、トラックサイドへの観客入場が許可されるかどうかは、これまで不明だった。

「今年も現場で来場者を迎えることができ、とてもうれしい」とレース・ダイレクターのウォルター・ホルヌングは述べている。

「ADACトタル24時間レース(ニュルブルクリンク24時間)が、注目に値する数の観客をスタンドに迎え入れる、ラインラント・プファルツ州における最初の主要なスポーツイベントであるという事実は、ニュルブルクリンクとの集中的な努力の結果である」

 ニュルブルクリンクのマネージング・ダイレクターであるミルコ・マークフォートは次のように述べている。

「これは当然、高いレベルの責任とコストの増加を伴うが、地域と主催者、モータースポーツとニュルブルクリンクのファン、そしてイベント業界全体にとって、前向きな衝動を起こさせる絶好の機会でもある。感染拡大防止は、我々の最優先事項である」

 なお、2021年後半にニュルブルクリンクで開催される予定の主なスポーツカーイベントには、5つのNLSニュルブルクリンク耐久シリーズのレース、ADAC GTマスターズ、DTM、ファナテックGTワールド・チャレンジ・ヨーロッパ/エンデュランス・カップなどがある。

 2021年のニュルブルクリンク24時間レースには、アウディ、ポルシェ、メルセデスAMG、フェラーリ、ランボルギーニ、そしてディフェンディング・チャンピオンのBMWからの35台のGT3カーを含む、120台以上の車両がエントリーしている。