SBK:MIEレーシング、一時的に休戦。森脇緑代表「マシンの大幅な性能向上を目指し開発に着手する」

 5月24日、スーパーバイク世界選手権(SBK)に参戦しているMIEレーシング・ホンダ・チームはパフォーマンスを向上させる目的でマシンの開発プログラムに取り組み、SBK第2戦以降の数戦を欠場すると発表した。

 2020年からSBKに参戦しているMIEレーシングは、森脇緑代表が率いるチームだ。2019年に参戦したモリワキ・アルティア・ホンダ・レーシングを引き継いだチームであり、チェコのプラハを拠点としている。

 昨年はホンダの1000ccマシン、CBR1000RRがCBR1000RR-Rへとフルモデルチェンジを果たし、開発も行いつつ高橋巧とジョルディ・トーレスを擁して参戦する予定だったが、第1戦は高橋のみ参戦。その後、トーレスに代わり第2戦からロレンツォ・ガベリーニを起用した。

 そして、第5戦からアルティアレーシングとのパートナーシップが打ち切られることに。再び高橋の1台体制で戦うことになり、高橋は全8戦を戦い6ポイントを獲得しシーズンを終えた。高橋はチームを離れ2021年からブリティッシュスーパーバイク選手権(BSB)に参戦する。

2021SBK:MIEレーシング・ホンダ・チームが使用するホンダCBR1000RR-R
2021SBK:MIEレーシング・ホンダ・チームが使用するホンダCBR1000RR-R

 そんなMIEレーシングは、2021年はレアンドロ・メルカドの1台体制でエントリーしており、第1戦アラゴンではレース1でリタイア、スーパーポール・レースとレース2で18位と上位争いは厳しい状況だ。

 そんななか、開幕戦では多くの重要な情報を収集したといい、今後数週間、開幕戦のデータなどを使用してホンダCBR1000RR-Rの開発に専念することを発表。そのため、第2戦以降は休戦することになるが、パフォーマンスを大幅に向上させて復帰を果たすという。

MIEレーシングの森脇緑代表
MIEレーシングの森脇緑代表

 MIEレーシング・ホンダ・チームの森脇緑代表は「アラゴンラウンドを皮切りに、数週間かけてテストを繰り返しながらバイクの開発に着手しています。そうすることで、シーズンの残りを通して先週末よりもはるかに高いレベルで戦えるようになると信じています」と語った。

「限られた数のイベントを欠場するという決断は簡単ではありませんでしたが、パンデミックによって引き起こされた問題や課題がようやく解決しつつある今、今年のレベルをステップアップさせるための正しい方法だと考えています」

「今こそ、MIEレーシング・ホンダ・チーム、マシン、そしてライダーのメルカドの素晴らしいチームワークの可能性を最大限に引き出し、シーズンを通してより良い結果を得るために、懸命にプッシュしていきたいと思います」