豊田章男オーナーが優勝のエバンス、4位入賞の勝田を祝福「これからも一緒に成長していこう」/WRC

 5月21~23日にポルトガルで開催されたWRC世界ラリー選手権第4戦『ラリー・ポルトガル』は、TOYOTA GAZOO Racing WRTのエルフィン・エバンス(トヨタ・ヤリスWRC)の今シーズン初優勝で幕を閉じた。この結果に対し、同じ週末に富士スピードウェイで行われたスーパー耐久シリーズ第3戦NAPAC富士SUPER TEC 24時間レースで、“モリゾウ”としてORC ROOKIE Corolla H2 conceptのステアリングを握った豊田章男TGRチームオーナーから祝福のメッセージが贈られている。

 今戦、トヨタは序盤こそライバルメーカーのヒュンダイ勢に遅れを取ったものの、徐々にポジションを上げ競技2日目にはエバンスが総合首位に浮上。セバスチャン・オジエ(トヨタ・ヤリスWRC)が3番手となり、直後に勝田貴元(トヨタ・ヤリスWRC)が続く展開となった。
 
 迎えた最終日、エバンスはライバルを突き放す走りで見事優勝を飾ると、3番手につけたオジエもポジションをキープして表彰台を獲得。トヨタはワン・スリー・フィニッシュを果たした。また、育成プログラムに参加する勝田はWRC自己最高位を更新する総合4位でラリーを完走してみせた。

 この勝田の走りは豊田オーナーを驚かせることとなり、同氏はコメントを通じて「これからも、ぜひ私たちを“驚かせ”続けて欲しい」と語っている。

 そんな豊田章男チームオーナーのコメント全文は以下のとおりだ。

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エルフィン、スコット、優勝おめでとう!
前戦クロアチアでの悔しさをしっかり力に変えてポルトガルの難しい道を力強く走りきってくれました。チームにとっても貴重なポイントです。本当にありがとう! ファンの皆さまも熱い応援をありがとうございました!

貴元は自身最高位となる4位おめでとう!
私がポルトガルの途中結果を見たとき、貴元は3位のオジエに1.5秒差で迫っていました。クロアチアでステージトップをとった時、君の成長に本当に感動したけれど今回はそれ以上にとても“驚いた”。これからも、ぜひ私たちを“驚かせ”続けて欲しいと思います。

トップを争えるドライバーになると今までには経験したことのない環境に直面し悩んだり迷ったりすることがあると思う。だけど、ぜひ私と私のチームを信じて欲しい。私たちはドライバーの成長を一番に考え、それを喜びにするチームだと思っています。これからも一緒に成長していこう。

そして、ヤリマティ、こんなに離れたところで戦っているのに、君とは近くで一緒に働いている気持ちになれる。今週末、私が富士で使った“魔法の言葉”をヤリマティもさっそくポルトガルで使ってくれたみたいだね。

おはようございます!Hyvää huomenta!
今、みんなに問いかけたらヤリマティも、チームのみんなもきっと「こんばんは!」「Hyvää iltaa!」と答えるだろう。 みんな今週末もハードワークをありがとう!Kiitos!

すぐにイタリアに向けた準備が始まると思うのでチームのみんなにもよろしく伝えてください。また次の戦いに向けて、みんなでがんばろう!

自己最高位の4位となった勝田貴元(トヨタ・ヤリスWRC) 2021年WRC第4戦ポルトガル
自己最高位の4位となった勝田貴元(トヨタ・ヤリスWRC) 2021年WRC第4戦ポルトガル