アプリリア、ドヴィツィオーゾと協力関係を継続。2021年を通してMotoGPマシンRS-GPをテスト

 5月21日、MotoGPに参戦しているアプリリア・レーシングは、2021年シーズンを通してアンドレア・ドヴィツィオーゾと継続してアプリリアRS-GPのテストを行うと発表した。

 ドヴィツィオーゾは、2001年に125ccクラスからロードレース世界選手権デビューしたイタリア人ライダー。翌年からフル参戦をスタートさせ、2005年から3年間は250ccクラス、2008年から13年間を最高峰のMotoGPクラスで戦っていたが、2021年は参戦を一時休止することになった。

 昨年には、複数のテストライダー契約の提示を断り、興味があるプロジェクトがあれば戻って来ることを明かしていたが、アプリリアからMotoGPマシンのRS-GPをテストすることとなった。

 まずは4月12~14日の3日間、スペインのヘレス・サーキット‐アンヘル・ニエトでアプリリア・レーシングの2021年型RS-GPを初めて駆り、5月11~12日の2日間もイタリアのムジェロ・サーキットでテストした。

 ムジェロでのテスト後には、アプリリアとドヴィツィオーゾは6月中に再度テストを行う可能性を検討していると発表したが、今回、2021年シーズンを通して一連のテストを行うことを明かした。

 次回は6月23~24日の2日間、サンマリノのミサノ・ワールド・サーキット・マルコ・シモンチェリでテストが予定されており、新型コロナウイルスの影響で進まなかった開発作業をドヴィツィオーゾと行うという。

MotoGP:イタリア・ムジェロでアプリリアRS-GPをテストするアンドレア・ドヴィツィオーゾ
MotoGP:イタリア・ムジェロでアプリリアRS-GPをテストするアンドレア・ドヴィツィオーゾ

 ドヴィツィオーゾは「ムジェロではドライコンディションでテストができなかったので、アプリリア・レーシングからヘレスで開始した作業の継続を依頼され、バイクの開発に継続して貢献できることを嬉しく思う」とコメントした。

「これはお互いにとって有益なことだと思う。僕にとっては、2022年の復帰を目指してMotoGPマシンでトレーニングを続けることができるし、アプリリアにとっては興味深い情報を得ることができる。このような理由から、僕たちはテストを重ねることにした」

 アプリリア・レーシングのテクニカルディレクターを務めるロマーノ・アルベシアーノは「昨年、我々のRS-GPプロジェクトは大きな変革を遂げ、今はようやく開発を進めることができる。2021年シーズン序盤は非常にポジティブで、明らかな改善が見られた」と述べた。

「現在、アンドレアとスケジュールを設定し共同作業が可能になったことは、この成長を加速させ、強化するための大きなチャンスだ。最初の2回の走行では、すでに多くの問題に触れているが、これから一緒にさらに深く検討し、非常に年数の浅いプロジェクトから最高のパフォーマンスを引き出すことができるだろう」