オペル、語り継がれる名車を再解釈。1台限りのEV「マンタ GSe エレクトロモッド」を製作

オペル、語り継がれる名車を再解釈。1台限りのEV「マンタ GSe エレクトロモッド」を製作

Opel Manta GSe ElektroMOD

オペル マンタ GSe エレクトロモッド

初代マンタを“レストモッド”したフルEV

オペルは、名車として語られるスタイリッシュなクーペ「マンタ」の誕生50周年を記念し、ワンオフのフルEVスペシャルモデルとして復活させた。今回公開された「マンタ GSe エレクトロモッド」は、ヒストリックモデルに現代的な装備や電動パワートレインを搭載する「レストモッド(RestoMods)」のトレンドを反映させている。

マンタ GSe エレクトロモッドはオペル初のレストモッドとなり、アイコニックかつクラシカルなマンタのスタイルに、最新の電動パワートレインが組み合わせられた。

オペル自身がオリジナルモデルをベースEV化、1台限りの「マンタ GSe エレクトロモッド」を製作

最高出力108kWを発揮する電動パワートレインを搭載

ブラックにペイントされたボンネットの下には、かつて搭載されていた直列4気筒ガソリンエンジンに代わり、最高出力108kW(147ps)・最大トルク225Nm発揮する電気モーターを搭載。トランスミッションは専用開発された4速ギヤボックスが搭載されており、オートマチックとしてだけででなく、Hパターンを介したマニュアル操作も可能となっている。

31kWh容量のリチウムイオンバッテリーを搭載し、最大航続距離は約124マイルを確保。オペルがラインナップするEVやハイブリッドモデルと同様に回生ブレーキによって航続距離を伸ばしている。 充電は9kWのオンボード充電器を用い、フル充電までには4時間弱を必要としている。

オペル自身がオリジナルモデルをベースEV化、1台限りの「マンタ GSe エレクトロモッド」を製作

オリジナルをベースに現代的な再解釈

マンタ GSe エレクトロモッドにはオペルの最新デザインIDが採り入れられており、見る者の目を惹くフロントエンドに特徴が窺える。ボディ幅いっぱいに広がる「ピクセルバイザー」は、ピクセルテクノロジーによって「I am on a zero e-mission」などのメッセージが表示可能。さらにマンタのシルエットがピクセル・バイザーの上を滑るように移動する効果も与えられた。

また、フロントセクションには初代マンタを思わせるLEDデイライトランニングライトが装備され、さらにテールライトも初代の象徴的な円形タイプをLEDによって再現。トランクリッドには最新のオペル・レタリングで“Manta”が誇らしげに描かれ、オリジナルのマンタにあったクロームフェンダートリムはすべて取り払われている。ホイールには専用デザインの17インチ「Ronal」アロイホイールが組み合わせられた。

オペル自身がオリジナルモデルをベースEV化、1台限りの「マンタ GSe エレクトロモッド」を製作

2基の大型ディスプレイを配したコクピット

現代に蘇ったレストモッドらしく、マンタ GSe エレクトロモッドのインテリアには最新のオペル製デジタルテクノロジーが採用された。従来の丸型アナログメーターに替えて「オペル・ピュアパネル」を搭載。ドライバーオリエンテッドな12インチと10インチのデュアルデジタルディスプレイが配置されている。また、オーディオシステムには、人気のマーシャル(Marshall)製最新ユニットをチョイスし、コクピットにモダンな印象を与えている。

スポーツシートにはイエローのセンターラインが入り、オリジナルのシートよりも快適性とサポート性が大幅に向上。ステアリングホイールは、オリジナルのペトリ製3本スポークホイールをオペルが再解釈。12時位置にイエローマーカーを配してスポーティさを強調する。コックピットやドアパネルの表面はマットグレーに変更され、ネオクラシカルな蛍光イエローやブラックと素晴らしいマッチングが見ものだ。

オペルは2024年までにすべてのラインナップにフルEV、もしくはハイブリッドなど電動化モデルを提供することを決定している。今回発表されたマンタ GSeエレクトロモッドは、その決意を表明するものに他ならないだろう。オペルの今後の動勢にも注目していきたい。