ルノー・スポールが「アルピーヌ」の名の下で再編。次世代ホットEVを生み出す土壌を整備

スポーツモデルの技術者集団、ルノー・スポールが組織変更

ルノーは、2021年5月1日付けで、ルノー・スポール・カーズの事業をアルピーヌ・カーズの名の下に再編した。フランス・パリの南西部に位置する街レ・ジュリス(Les Ulis)を拠点にスポーツモデルの開発に専念する技術者集団は、アルピーヌ事業部門に組み込まれ、新時代のスポーツカーづくりへと邁進していくことになる。

ルノー R5 ターボやクリオ V6、メガーヌ R.S. トロフィーといった象徴的なホットモデルを作り上げてきたノウハウは、アルピーヌ A110で培ったモノづくりと共に、今後はこれからのアルピーヌモデルの開発へと注入される。

ルノーの5ヵ年計画「RENAULUTION」で発表された新生アルピーヌの未来予想図

アルピーヌは「アバンギャルドなスポーツカーブランド」へ

ルノー グループは2021年1月に発表した5ヵ年計画の中で、各ブランドの立ち位置をより明確化していくと宣言。ルノーは現代性を象徴するブランドとして、EVやHV、テクノロジー、サービスのリーダーたる存在に。ダチア・ラーダはアフォーダブルでシンプルなプロダクトを提供する大衆車ブランド路線を深化。そして、アルピーヌはノスタルジーよりもアバンギャルドを前面に打ち出し、アーリーダプターにアピールするスポーツカーブランドへ発展させていくという。

アルピーヌでは今後最新のEVプラットフォームを採用し、100%電気で走る高性能車を開発。アルピーヌ・レーシングチームとも密に連携し、F1で培ったパワーマネジメントのノウハウを最大限に活用し、100%EVのBセグメントホットハッチと、Cセグメントクロスオーバーを開発することも公表している。

メガーヌが誇った珠玉のFFハンドリング、A110で見せつけたライトウェイトスポーツの新解釈など、両者のスポーツカーづくりの腕はすでに世界中で知られている。そのふたつの魂が出合い、EVと組み合わさることでどのような相乗効果を見せるのか。今後のアルピーヌのスポーツモデルからは、目を離せそうにない。