ホンダF1、選手権首位を目指してモナコへ「優れたドライバビリティのPUで4人に実力を発揮してもらいたい」と田辺TD

 2021年F1第5戦モナコGPに向けて、田辺豊治F1テクニカルディレクターは、レッドブルとアルファタウリの4人のドライバーが実力を発揮できるよう、それぞれのドライビングスタイルを考慮して、パワーユニット(PU/エンジン)に最適なセッティングを施したいと語った。

 ホンダF1は、1987年から1992年にかけて6年連続、モナコGPで優勝している。1987年はロータスのアイルトン・セナ、1988年はマクラーレンのアラン・プロスト、1989年から1992年はマクラーレンのセナが勝利を挙げた。

 2020年のモナコGPはパンデミックで中止されたため、今年は2年ぶりの開催となる。前回2019年には、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンが3番グリッドから2位でフィニッシュしたが、アンセーフリリースにより5秒加算のペナルティを受けて4位に降格された。チームメイトのピエール・ガスリーは5位、トロロッソ・ホンダ(現アルファタウリ)のダニール・クビアトは7位、アレクサンダー・アルボンは8位と、4台が入賞を果たしている。

 現在フェルスタッペンはドライバーズランキングにおいてルイス・ハミルトン(メルセデス)と14点差の2位、レッドブルはコンストラクターズランキングにおいて、メルセデスと29点差の2位につけている。ホンダはプレビューリリースのなかで「ホンダとしては1991年以来となるポイントリーダーの座を目指して、今回も全力で臨みます」と述べている。

2021年F1第5戦モナコGP マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)
2021年F1第5戦モナコGP マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)

 田辺F1テクニカルディレクターは、モナコのストリートコースでは、パワーユニットにドライバーの意思に忠実に反応するドライバビリティが求められるとして、最適なセッティングを追及していくと語った。

「今週末は、伝統のモナコGPが開催されます。道幅が狭く低速コーナーの続く市街地コース、またモナコという華やかな地で行われることからF1カレンダーの中でも特別な雰囲気を持つレースになります」

「昨年は残念ながら新型コロナウイルスの影響でキャンセルされましたが、今年は無事、ホンダF1が過去に数々の記憶に残るレース結果を残した伝統あるレース開催地に戻ってきました」

2021年F1第5戦モナコGP 角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)
2021年F1第5戦モナコGP 角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)

「ストリートサーキットでドライバーの実力が試されるコースといわれますが、パワーユニットとしてもパワーに加えてドライバーの意思に忠実に反応するドライバビリティが大変重要となります」

「過去のデータや各ドライバーのドライビングスタイルを考慮した上で最適なセッティングを施し、4人のドライバーに実力を発揮してもらいたいと考えています」

「ここまでホンダPUを搭載する2チームはいい戦いを見せていますが、さらに戦闘力を増して戦うために、両チームと全力で準備を進めて臨みます」