F1トラックリミット問題解決に向け、ワーキンググループを設置へ「分かりやすく明確なものを考え出すことが必要」

 レッドブル・ホンダのチーム代表であるクリスチャン・ホーナーは、トラックリミットの状況について有益な話し合いがあったと述べている。

 マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)は、開幕戦バーレーンGPの決勝レースでトラックリミットを超えたことによりルイス・ハミルトン(メルセデス)に首位を座を戻さねばならず、その後の第3戦ポルトガルGPでは、やはりトラックリミット違反をしたことでポールポジションとファステストラップを失った。

 問題なのは、トラックリミットは一部のコーナーだけで運用されているということだ。ドライバーはトラックを外れることで持続的なアドバンテージを得た場合、警告かペナルティを受ける。

「ワーキンググループが作られている。我々はドライバー、ファン、チームなどにとって分かりやすく、明確で、理解可能な何かを考え出す必要がある。あのように難しいものであるべきではない」とホーナーは語った。

マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)
2021年F1第3戦ポルトガルGP トラックリミット違反によりポールポジションを逃したマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)

 第4戦スペインGPの週末は、トラックリミットの問題は起きなかった。なぜならバルセロナ-カタロニア・サーキットのレイアウトは、トラックを外れてもドライバーはメリットを得られないからだ。

 ジョージ・ラッセルはドライバーとして、またGPDA(グランプリ・ドライバーズ・アソシエーション)の理事として、トラックリミットに対しどのような立場を取っているのだろうか?

「GPDAの理事としてのジョージ・ラッセルより、ドライバーとしてのジョージ・ラッセルとして話す方がとても難しい」とラッセルは話した。

「FIAを支持している。なぜなら結局のところ彼らはサーキットを安全にしようと努めているのだからね。間違いなくそれは最優先事項だ。過去数シーズンにわたるトラックリミットの結果から導き出されたことだ」

「F1だけのことではないと僕は思う。もちろんF1はセンサーやカメラなどを使って非常によく対応している。でもジュニアカテゴリーにいくと、そこまでするリソースがない。基本的に、こうしたサーキットすべてについて国際的に何かしらの変更を施し、適切なバランスを見つけることが必要だ。でも僕は解決策を持っていない」

「それが僕が支持している理由だ。すべてのことを確認し、安全性を確保することはできない。バイクには何が必要か、F1マシンとは対照的にGTマシンには何が必要かということを確認することはできない。それは難しいことだ。とても難しい」

「僕は答えを持ち合わせていないけれど、長期的に何かしら根本的なことを変更する必要がある。この件について解決策を見つけるべく、ワーキンググループと呼べるものが必要だ。来年についてではなく、これからの数年に向けてのことになるだろう」

 GPDAはこの件についてワーキンググループを推薦するべきだろうか?

「ドライバー全員と話し合う必要がある。なぜなら間違いなくこれは注目の話題だからね」

「次のレースではこの件について、僕たちドライバー全員で話し合いをすることになる。僕たちの間では、ケースごとやサーキットごとに継続的な話し合いが行われている。もちろん僕たちはこうした問題に毎週取り組んでいる。僕たちが一緒に考え、アイデアや見解を提案することは確かだよ。さっきも言ったように、僕はFIAを支持している。なぜなら単純な解決策ではないからだ」

ジョージ・ラッセル(ウイリアムズ)
2021年F1第4戦スペインGP ジョージ・ラッセル(ウイリアムズ)