グリッケンハウス、デビュー戦は1台体制に。WEC第2戦ポルティマオに参戦する3名のドライバーを発表

 今季、WEC世界耐久選手権のハイパーカークラスに参戦する予定のスクーデリア・キャメロン・グリッケンハウスは、彼らにとってのデビュー戦となる第2戦ポルティマオ8時間レースに、新型ル・マン・ハイパーカー(LMH)『007 LMH』1台体制でエントリーすると明らかにした。

 グリッケンハウスはホモロゲーション前のテストプログラムに集中するため、5月1日に開催された開幕戦スパ・フランコルシャン6時間レースに参戦しないことを選択していた。

 6月13日にポルトガルのポルティマオでデビューを果たす709号車007 LMHのドライバーとしては、2021年1月に発表されている7名の中から、ライアン・ブリスコー、リチャード・ウェストブルック、ロマン・デュマが指名されている。

 ブリスコーとウェストブルックは、2019年に終了したフォード・チップ・ガナッシ・レーシングのIMSAおよびル・マンプログラム以来、ともにステアリングを握ることになる。また、2016年のWECタイトルホルダーであるデュマがル・マン以外のWECのレースに参戦するのは、LMP2のシグナテック・アルピーヌから2017年のスパ戦に出場して以来だ。

 1月にはこのほかフランク・マイユー、グスタボ・メネゼス、ピポ・デラーニ、オリビエ・プラの名前が発表されているが、ポルティマオでは1台エントリーとなることから、彼ら4人は参戦しない。プラとデラーニは、ポルティマオと同じ週末にアメリカのデトロイトで開催されるIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権のレースで、DPiカーをドライブする。

 708号車としてのエントリーが決まっているグリッケンハウスの2番目のシャシーについては、今後数週のうちに行なわれる30時間耐久テストのため、現在スペインのアラゴンへと向かっており、ポルティマオ戦への参加ができない。

 その後、7月中旬の第3戦モンツァに参戦する前に、708号車はグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードに出場する予定だという。

 当初は4月開催で予定され、その後6月へ延期となったポルティマオ8時間レースの新たなエントリーリストは、週明けにも発表される見通しだ。

 グリッケンハウスの参戦により、ハイパーカークラスのグリッドには4台のマシンが並ぶことになる。すなわち2台のトヨタGR010ハイブリッド、1台のアルピーヌA480、そして1台のSCG 007である。

 なお、グリッケンハウスは8月のル・マン24時間レースのあとに予定されているふたつのレース(富士、バーレーン)に参戦するかどうかを、明らかにしていない。