アキュラDPi2戦目で表彰台獲得のマイヤー・シャンク・レーシング、IMSAの“スプリント・シーズン”に自信

 IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権は、5月14〜16日にオハイオ州のミド・オハイオ・スポーツカーコースで開催される第3戦から“スプリント・シーズン”に突入する。ミド・オハイオではDPi、LMP2、GTDクラスのレースが開催されるが、今季からDPiクラスにアキュラARX-05で参戦するマイヤー・シャンク・レーシング(MSR)は、プロトタイプクラスでの上位争いに向け、自信を深めている。

 MSRのアキュラDPiプログラムは、新型コロナウイルス感染拡大の影響で2020年最終戦が11月開催となったことにより、“圧縮された”オフシーズンにスタートした。チームはそれまでの過去4シーズン、アキュラNSX GT3でGTDクラスに参戦していた。

 3月20日にフロリダ州のセブリング・インターナショナル・レースウェイで行なわれた第2戦セブリング12時間レースで、デイン・キャメロンとオリビエ・プラは、“ミシュラン・エンデュランス・カップ”においてチームに加わるファン・パブロ・モントーヤとともにMSRの60号車アキュラARX-05をドライブし、3位表彰台を獲得している。

2021年第2戦セブリング12時間では、キャデラック、マツダ、アキュラが表彰台を分け合った。
2021年第2戦セブリング12時間では、キャデラック、マツダ、アキュラが表彰台を分け合った。

 チームの共同オーナーのマイク・シャンクによれば、彼らのプログラムは現在「スイッチが入ったばかり」ではあるが、当初想定してたよりも良好な学習曲線を描いており、ミド・オハイオからのパフォーマンスに自信をのぞかせている。

「我々は全体的に見れば遅れをとっており、ライバルたちにできるだけ早く追いつくように努めている」とシャンクはシーズン開始以降の進捗度合いについて、Sportscar365に対し語っている。

「我々は非常にコンパクトなオフシーズンを過ごしたとはいえ、その遅れを認識し、何に取り組む必要があるのかを理解し、すぐにそれらと戦おうとしている」

「(昨年の)11月15日に、我々はクルマを受け取った。その2週間後には、最初のテストのためにデイトナに向かう必要があった」

「それは素晴らしいことではあった。私はHPD(ホンダ・パフォーマンス・デベロップメント)と我々のパートナーであるウェイン・テイラー・レーシング(WTR)にも、大きな称賛を送りたい。両チームが必要としていることを叶えるために、我々全員は本当にうまく協力していると思う」

「彼ら(WTR)はデイトナ24時間で、大成功を収めた。これはアキュラブランドにとって、大きなことだった」

「ミド・オハイオからは、我々の継続的なパフォーマンスが見られるだろう」

「このクルマには、(LMDhが導入されるまで)今季と来季の戦いが残されているが、可能な限りマシンのポテンシャルを引き出し、デインが(昨年までアキュラを使用していた)ペンスキー時代に残してきたものを超えたいと思う」

 MSRは4月の末、ミド・オハイオでのテストを完了している。キャメロンは今週末のチームのホームレースに向け、テストが有益なものであったと語った。

「すべての細かい部分について、クリーンにすることができたと思う」とキャメロン。

「我々はときどき、よいスピードを発揮することができた。クルマについての理解を、深め続けることができている」

「明らかに、シーズンオフはタフでコンパクトなものだった。チームがクラスをステップアップしたあと、GTDでしてきたことと同じものを再構築するためには、やるべきことがかなりあった」

「クルマとしては開発が成熟しているが、このチームにいるすべての人にとってはまったく新しいものだった」

「僕らはさまざまな時期に、本当に良いスピードを発揮できたと思う。もう少しクルマをよく理解し、何がクルマに影響しているのかについて、詳細に調べようとしている」

「クルマを常にハッピーな場所に保てる状態に、ますます近づきつつある。クルマを走らせるたびに強くなっているんだ」

「このクルマにとって、本当に素晴らしいサーキットがこれからどんどんやってくる。オリビエと僕は、シーズンの要点となるスプリント・レースに突入していくのを楽しみにしている」

MSRの60号車アキュラARX-05
MSRの60号車アキュラARX-05

 シャンクはまた、次のように付け加える。

「デインは(ペンスキー時代に)クルマの開発に多くの時間を費やしてきたため、今回の我々の新プロジェクトへの移行全体において、彼がいることが重要だった」

「とりわけ最初のうちは他のクルマに遅れを取るであろうと言うことについて、恐れてはいない。我々が最後にプロトタイプに関わっていたのは2016年で、以降の4シーズンはそこから離れていたからね」

「我々はGTDで多くの時間を費やしてきたので、我々がプロトタイプレースの最前線に戻ることは、私が思っていたよりも少しばかり大きな後退になったことを、認めざるを得ない」

「クルマは大きく変わった。そのことで、少し時間がかかった。我々はそのギャップを埋めるために一生懸命に取り組んでおり、大いなる進歩を遂げていると言える。これは我々にとって、特別なチャレンジだった」

「今週末のミド・オハイオで我々が予期していること、それは勝つための位置につけることだ」