レッドブル・ホンダ密着:予選順位が重要なバルセロナ。予選に向けセットアップとドライビングに改善の余地あり

 2021年F1第4戦スペインGP初日、レッドブル・ホンダの2台はベストタイムだけを見れば、マックス・フェルスタッペンが9番手、セルジオ・ペレスが10番手と出遅れたように見える。

 しかし、これはフェルスタッペンがニュータイヤでの1回目のアタックでミスを犯して、1周クールダウンラップをはさんだ後に行ったアタックのタイムだった。

 失敗に終わった1回目のアタックでのセクター1は22.256秒で、セクター2は29.318秒だった。クールダウンラップを挟んだ後にもう一度アタックしたときのセクター1は22.375秒で、セクター2が29.614秒だったから、それだけでコンマ4秒遅くなっていた。最後のセクター3を26.849秒でまとめたものの、1分18秒838にとどまったのはそのためだ。

 フェルスタッペンの区間ベストを繋げると、1分18秒423となり、それでも4番手なのだが、セクター2までのタイムの落ちを考えると、セクター3はおそらくあとコンマ2秒は速く走ることができていただろう。そうなると、1分18秒2あたりは出せていたはずで、2番手のバルテリ・ボッタス(メルセデス)を上回り、フリー走行2回目でトップタイムをマークしたルイス・ハミルトン(メルセデス)の1分18秒170に肉薄していたことになる。

「FP2ではプッシュしたラップのときに、ターン10で少し膨らんでしまった。でも、今日は全体的にかなりいい1日で、マシンにはなかなかの競争力があると見ている。パニックになる必要はない。予選で僕らの競争力がどのくらいかというのは、金曜日の時点ではわからないけど、マシンにはかなり満足している」(フェルスタッペン)

マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)
2021年F1第4戦スペインGP マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)

 一方、ペレスもまたソフトタイヤを履いた予選シミュレーションで、3つのセクターをまとめることができなかった。ペレスがミスしたのはセクター1で、ここでのタイムはミディアムタイヤで走行したときの区間自己ベストタイム(22.430秒)よりも遅い、22.444秒だった。セクター2がミディアムよりもコンマ4秒速かったが、セクター3の27.101秒は、フェルスタッペンの26.849秒と比べてコンマ2秒以上遅いことを考えると、まだまだセットアップとドライビングに改善の余地があるよあだ。

「今日はやや難しい1日だった。両セッションともにセッションの開始が遅れたため、少し急がなくてはならず、結果としてトラフィックのなかに入って走行することになった。また特にショートランについてもう少し分析を重ね、改善していく余地があると思っている。もう少しペースを上げられるよう、ここから改善していかなければならない」(ペレス)

 スペインGPの舞台であるカタロニア・サーキットはオーバーテイクが難しく、予選ポジションが重要となる。タイトル争いをしているレッドブル・ホンダ。金曜日に犯したミスを予選で繰り返すことは許されない。

セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)
2021年F1第4戦スペインGP セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)
セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)
2021年F1第4戦スペインGP セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)
マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)
2021年F1第4戦スペインGP マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)