2戦続けての厳しい視線「まだF1のコツをつかめていない」/角田裕毅の海外メディア評 F1第3戦

 前戦エミリア・ロマーニャGPに続き、F1第3戦ポルトガルGPも角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)にとって厳しいレースとなった。予選ではタイヤのグリップに苦しみ14番手。決勝でもペースを上げることができず15位でレースを終えた。角田にとっても求めていたような結果ではなかったが、海外メディアは彼のレースをどう見たのだろうか。今回も採点を通して彼らの評価をみていこう。

 20人のドライバー全員を10点満点で採点するイギリスの放送局スカイ・スポーツは角田に、レース序盤にチームメイトとの接触で姿を消したキミ・ライコネン(アルファロメオ)と同じ5点の裁定を下した。他車と危うく接触しかけ5秒ペナルティを受けたニキータ・マゼピン(ハース)も同じ5点で、これは全ドライバー中ワーストの点数。「ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)のペースに大きく差をつけられてしまった」ことがこの低評価に繋がってしまった。

 F1の世界でチームメイトは同じマシンを駆る唯一の存在であり、どうしてもふたりの結果に注目が集まってしまう。これまでのところ、角田は予選グリッドでは1度もガスリーの前に出られず、決勝でもガスリーがリタイアした開幕戦以外は彼の後塵を拝する結果に終わっている。スーパーフォーミュラでの走りを知っている日本のファンにとって、ガスリーの速さと強さはなおさら承知のことだが、角田の評価という点でガスリーが一つの壁となっているは確かだろう。

 スペインのマルカ紙は、角田に10点満点中の1点をつける。全ドライバーが採点されているわけではないが、名前を挙げられているなかで角田より低評価なのはキミ・ライコネン(0点)のみと厳しい評価だ。マルカ紙は角田に対して「素晴らしいプレシーズンで大きく期待させたが、今のところF1のコツをつかめていない」とコメント。

 1点というのは厳しすぎるように思われるが、シーズン前のテスト、そして開幕戦で見せた鮮烈な走りが角田に対する期待値を上げているようだ。しかしF1に慣れさえすれば、という希望もこのコメントには表れている。

 角田にとってF1での4戦目となるスペインGPは今週末に迫っている。3レースを終え、経験を積んだ角田がどんな走りを見せるのか、ガスリーとの争いを含めて注目だ。