FCY直前のピットで順位を上げた塚越広大「チャンスを最大限活かすことができた」【第2戦GT500決勝会見】

 静岡県の富士スピードウェイで開催された2021スーパーGT第2戦。5月4日に行われた決勝レースを終え、GT500クラスで優勝を飾ったAstemo NSX-GTの塚越広大とベルトラン・バゲットが決勝日を振り返り、今後の展望を語った。

ベルトラン・バゲット/第2スティント担当

「まずは500kmレースが戻ってきたことを本当に嬉しく思っている。そして今日はお客さんが来てくれた。いつもどおりの大勢なお客さんではなかったかもしれないけど、やっぱりお客さんの前で走ることは本当に嬉しいし、ファンがいてこそだと思っているよ」

「僕のスティントだけど、一言で言うと『すごく落ち着いたスティント』だったと思う。塚越選手がピットインしたとき、本当にFCY(フルコースイエロー)が出て、あのピットインは本当に“たまたま”だった。それまではかなり苦戦していて、週末を振り返ると予選でも苦戦していたし、第1スティントでも苦戦していた」

「僕も第2スティントでプッシュしていたけれど、タイヤのグリップには限度があるから、もうこれ以上は攻められないという状況だった。そして金石勝智監督に「タイヤの状況はどうだ?」と聞かれて、僕は「グリップがないから早めに交換したほうがいい」という提案をしたんだ」

「そして、最後の塚越選手のスティントは別のタイヤで走行していたんだけれど、本当に素晴らしい最終スティントだったと思う。後ろからのプレッシャーを本当にすべて抑えて走ってくれて最高だよ。そして、ひとつもミスをせずに僕たちが第2戦を優勝することができたことを本当に嬉しく思っている。次のレースに向けても大きなやりがいが生まれたから頑張りたいと思うよ」

2021スーパーGT第2戦富士 ベルトラン・バゲット(Astemo NSX-GT)
2021スーパーGT第2戦富士 ベルトラン・バゲット(Astemo NSX-GT)

塚越広大/第1、3スティント担当

「このゴールデンウイークの500kmレースというのは、僕は正直あまり良いレースがなかったので、ちょっと苦手なレースではありました。しかも予選もちょっとうまくいかなかったですし、速さを出せない状況があったので、すごく悩みの多い週末でした」

「レースが始まってスタートした後もポジションを上げられませんでしたし、本当に前の集団についていくのがやっとという状況でした。FCYのときのピットインに関しては、本当にこちらで狙ったものではありません。ただ、そこで勝智さん(金石勝智監督)の流れを変える判断が、僕らに味方してくれたというのが、多分一番大きいんじゃないかなと思います」

「そのチャンスを(ベルトラン)バケット、そして僕も最大限生かすことができたレースなのかなと。正直レース中も速さとしてはちょっと足りなくて、最後のスティントも最初の方は8号車と36号車に抜かれてしまいました。なんとか、ちょっと離されながらも粘って粘ってレースがすることができて、最後に自分がトップに立ちました」

「トップに立ってからは、本当にできるすべてを出して本当に頑張り抜いたというか、チームのみんなの後押しもあって粘ることができました。それにクルマが応えてくれました。ただ、すごい良かった週末ではなかったので、その部分を反省して次のラウンドに臨みたいと思います」

2021スーパーGT第2戦富士 塚越広大(Astemo NSX-GT)
2021スーパーGT第2戦富士 塚越広大(Astemo NSX-GT)
2021スーパーGT第2戦富士 決勝後の優勝会見
2021スーパーGT第2戦富士 決勝後の優勝会見