MotoGP第4戦スペインGP:初日総合トップはバニャイア。前戦で右鎖骨を痛めた中上は6番手につける

 MotoGP第4戦スペインGPのフリー走行1回目、2回目がヘレス・サーキット‐アンヘル・ニエトで行われ、MotoGPクラスはフランセスコ・バニャイア(ドゥカティ・レノボ・チーム)が初日総合トップタイムをマーク。中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)は6番手、マルク・マルケスは16番手で初日を終えた。

 スペインGPには、ホンダのテストライダー、ステファン・ブラドル(ホンダ・HRC)がワイルドカードとして参戦。そして前戦ポルトガルGPのフリー走行3回目で大クラッシュを喫したホルヘ・マルティン(プラマック・レーシング)の代役として、ティト・ラバットが参戦する。

 フリー走行1回目は気温15度、路面温度19度のドライコンディションで始まった。序盤から上位につけていたのはアレイシ・エスパルガロ(アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ)。ファビオ・クアルタラロ(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)やマーベリック・ビニャーレス(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)、フランコ・モルビデリ(ペトロナス・ヤマハSRT)のヤマハライダーが上位につけるなかで、周回ごとにタイムを短縮していき、開始20分をすぎてもトップをキープする。

 一方、ジョアン・ミル(チーム・スズキ・エクスター)はセッション中盤に至るまでほとんど周回せず、最下位のポジションにつける状況だった。残り時間5分を切っても、トップは依然としてアレイシ・エスパルガロ。2番手にはクアルタラロがつけていたが、マルク・マルケス(レプソル・ホンダ・チーム)が2番手に浮上する。マルク・マルケスはここまで7番手付近につけていたが、終盤のアタックで2番手にポジションを上げた。

 そして最後のアタックでトップに躍り出たのがブラッド・ビンダー(レッドブル・KTM・ファクトリーレーシング)である。ビンダーは終盤に3番手につけると、最後に1分38秒013の1番手タイムを記録した。

 アレイシ・エスパルガロは2番手にはなったものの、このセッションのほとんどをトップにつけてみせ、マルク・マルケスは3番手。4番手にはフランセスコ・バニャイア(ドゥカティ・レノボ・チーム)、5番手はクアルタラロだった。

 序盤に走行を控えていたミルは15周を周回して10番手。前戦ポルトガルGPのフリー走行2回目でハイスピードでの転倒を喫し、右鎖骨を痛めた中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)は11番手でセッションを終えた。木曜日の取材のなかでは、ここまでの苦戦の原因を探るべくこのスペインGP初日に2020年型と2021年型のシャシーの比較を行うと語っている。

■FP2でバニャイアがトップタイム。マルケスはアタックせず

 フリー走行2回目は、気温22度、路面温度38度まで上昇した。このセッションでも序盤に上位につけたのはアレイシ・エスパルガロ、そしてクアルタラロ、モルビデリ、ビニャーレスのヤマハライダーである。午前中のセッションで3番手タイムを記録したマルク・マルケスは開始15分で17番手だったが、その後8番手に浮上した。

 セッション中盤になると、モルビデリがトップに立ち、中上が2番手タイムを記録。アレイシ・エスパルガロは3番手につける。

 残り時間5分を切ると、ミゲール・オリベイラ(レッドブル・KTM・ファクトリーレーシング)が3番手に浮上。クアルタラロ、ビニャーレス、さらにアレイシ・エスパルガロがタイムを更新する。しかしそのタイムを上回ったのがバニャイアで、1分37秒209を記録してトップに立った。

 バニャイアはそのままトップで初日を制した。2番手はクアルタラロ、3番手にはアレイシ・エスパルガロが続いた。4番手はモルビデリ、5番手がビニャーレスで、トップ5に3人のヤマハライダーが入った。

 中上は中盤から上位のポジションにつけて、最終的には6番手。オリベイラが7番手だった。ミルは13番手、マルク・マルケスは終盤にアタックを行わず、フリー走行1回目のタイムを更新しないまま16番手で初日を終えた。