スーパーフォーミュラ・ライツ第4戦は最終周の首位争いで接触。残った名取鉄平が今季2勝目

 Buzz presents 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第4戦は4月24日、三重県の鈴鹿サーキットで12周の決勝レースが行われた。レースは名取鉄平(Byoubugaura B-MAX Racing 320)と佐藤蓮(TODA FIGHTEX)の激しいトップ争いが展開されたが、ファイナルラップの2コーナーで接触という決着となり、名取が優勝。2位はジュリアーノ・アレジ(Deloitte. TOM’S 320)、3位は野中誠太(Kuo カローラ中京 TOM’S 320)となった。

 前日の4月23日に公式予選が行われたスーパーフォーミュラ・ライツの第2大会。この日は全日本ロードレースJSB1000第2戦のレース1、スーパーフォーミュラ第2戦の公式予選に続き、夕暮れどきの17時にスタートが切られた。

 スタートでは、ポールポジションの名取が好スタートを決めるも、2番手スタートの野中誠太(Kuo カローラ中京 TOM’S 320)はやや発進がにぶり、3番手スタートの佐藤蓮(TODA FIGHTEX)がアウトから野中をかわし2番手に浮上。1周目は名取、佐藤、野中、アレジ、平良響(Kuo カローラ中京 TOM’S 320)と続く上位陣となった。

 序盤から接戦となったレースだが、鈴鹿は抜きどころが難しく、1コーナーがバトルの舞台となっていく。4周目には、スタートで順位を落とした三宅淳詞(MAX RACING 320)が入山翔(Albirex-RT)を1コーナーでパスすると、この後三宅は激しい追い上げをみせていく。

 そんななかレースが動きはじめたのは6周目。10番手を走っていたDRAGON(TEAM DRAGON B-MAX 320)がデグナーひとつめでスピンを喫しコースオフ。戦列に復帰することはできたものの、その直後には畑享志(A-NeKT with B-MAX 320)、翌周には3番手を走っていた野中、さらに8番手の入山が相次いでデグナーでコースオフやスピンを喫した。これによりアレジが3番手に浮上し、野中は4番手に順位を落とした。

 一方、トップ争いは終盤緊迫していく。後続を突き放したかった名取だったが、佐藤はピタリと名取の背後につけチャンスをうかがう。迎えた11周目の日立アステモシケインでピタリと名取の立ち上がりに合わせた佐藤は、ストレートでアウトから名取に並ぶと、1コーナーを並走。アウトからオーバーテイクをしかけた。

 しかし2コーナー立ち上がりで、「僕のリヤタイヤに当たっているので、僕からは正直、まったく見えていなかった状況でした。真横にいたらスペースを残せましたが……(名取)」、「トラクションがかかるところで、名取選手がオーバーステアを出して当たってきたような印象でした。向こうが前にいたのでレーシングアクシデントという判定になりましたが……(佐藤)」と2台は接触。姿勢を乱した佐藤はアウト側のバリアにクラッシュしてしまった。

 コース上に残った名取は、「リヤのグリップ感がなくなったので安全に運転しました」と接触の影響がありつつもチェッカーまで走りきり、今季2勝目を飾った。2位は、途中からは「富士での第2戦のスピンのようなことはしたくなかった」とセーフティなドライブとなったアレジが入り、3位は激しい追い上げをみせた三宅を防ぎきった野中となった。マスタークラスは今田信宏(JMS RACING with B-MAX)が優勝を飾っている。

全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第4戦鈴鹿
決勝レース結果

Pos M No Driver Car Name Team Laps Grid Qualify
1 50 名取鉄平 Byoubugaura B-MAX Racing 320 B-MAX RACING TEAM 12 1 1’51.296
2 36 G.アレジ Deloitte. TOM’S 320 TOM’S 12 4 1’51.943
3 1 野中誠太 Kuo カローラ中京 TOM’S 320 TOM’S 12 2 1’51.914
4 10 三宅淳詞 MAX RACING 320 ルーニースポーツ 12 6 1’52.324
5 37 平良響 Kuo カローラ中京 TOM’S 320 TOM’S 12 5 1’52.241
6 35 河野駿佑 RS FINE K&N 320 RS FINE 12 7 1’52.646
7 5 入山翔 Albirex-RT ALBIREX RACING TEAM 12 8 1’53.762
8 M 4 今田信宏 JMS RACING with B-MAX B-MAX ENGINEERING 12 9 1’54.115
9 M 11 植田正幸 MAX RACING RN320 ルーニースポーツ 12 12 1’56.884
10 M 51 畑享志 A-NeKT with B-MAX 320 B-MAX ENGINEERING 12 11 1’56.109
11 30 DRAGON TEAM DRAGON B-MAX 320 B-MAX ENGINEERING 12 10 1’54.377
12 2 佐藤蓮 TODA FIGHTEX TODA RACING 11 3 1’51.931

天候:晴れ 路面:ドライ
ファステストラップ:名取鉄平(Byoubugaura B-MAX Racing 320) 1’52.035 2/12
ペナルティ:No.30は、訓戒(国際モータースポーツ競技規則付則L項4.2.e)(危険なドライブ行為)

2021 スーパーフォーミュラ・ライツ第4戦スタートシーン
2021 スーパーフォーミュラ・ライツ第4戦スタートシーン
名取鉄平(Byoubugaura B-MAX Racing 320)と佐藤蓮(TODA FIGHTEX)の攻防
名取鉄平(Byoubugaura B-MAX Racing 320)と佐藤蓮(TODA FIGHTEX)の攻防
野中誠太(Kuo カローラ中京 TOM'S 320)
野中誠太(Kuo カローラ中京 TOM’S 320)
三宅淳詞(MAX RACING 320)
三宅淳詞(MAX RACING 320)
2021スーパーフォーミュラ・ライツ第4戦表彰台
2021スーパーフォーミュラ・ライツ第4戦表彰台
今田信宏(JMS RACING with B-MAX)
今田信宏(JMS RACING with B-MAX)