2021年F1日本グランプリの開催に向けたカギはオリンピックか。「対策を細かくやっている」

 4月24日、NGKスパークプラグ 鈴鹿2&4レースが開催されている鈴鹿サーキットで、ホンダと鈴鹿サーキットを運営するモビリティランドが『F1日本グランプリについての報告会見』を開催し、2021年はホンダが大会のタイトルスポンサーとなり、レース名も『ホンダ日本グランプリレース』になると発表したが、この中で新型コロナウイルス感染拡大の影響に対する開催可否などの状況について、モビリティランドの田中薫代表取締役社長が質問に答えた。

 2021年のF1日本グランプリに向けては、今季が活動最終年となるホンダがレースのタイトルスポンサーとなり、『ホンダ日本グランプリレース』として開催されることが4月24日に発表された。ただ、4月25日から4都府県に緊急事態宣言が出されるなど、新型コロナウイルス感染拡大の影響がまだ続いている状況だ。

 そんななか、2020年は残念ながら開催することができなかったF1日本グランプリだが、2021年の開催に向けて、田中社長は現段階での開催可否については「非常に難しい問題です。日本に限らず、(ヨーロッパ以外の)フライアウェイのレースはすべて同じ状況だと思いますが、F1側含めて対応を協議したいと思っています」と状況は語った。

 この日鈴鹿で開催されている全日本スーパーフォーミュラ選手権など、他のレースでも外国人ドライバーの来日については難しい状況が続いているが、当然F1を開催するにあたっても、ドライバーやチームが来日できるのかがカギになってくる。

 その状況について「ひとつは、今年東京オリンピックがどうなるかというところもあります。オリンピックが開催されれば、外国人アスリートの入国が少し有利になる可能性はあります。これはモータースポーツに限らず、スポーツ全般に関するところではあります」と田中社長。

「同時に、業界を挙げて政府に対しての外国人ドライバーの入国への要望をしていかなければと思っています。特に、今日開催されているスーパーフォーミュラなどは困っているところもあると思いますので、サーキットだけでなく、メーカーやチーム、関係団体、行政など、一体となって働きかけていきたいと思います」

 まだまだ開催に向けては予断を許さない状況ではあるが、「ではいつ、開催可否ができるかというのは今日の段階ではお約束できません」としつつ、「サーキットレースに限らず、各行政のガイドラインに沿って感染拡大防止対策を細かくやってきている。今回(NGKスパークプラグ 鈴鹿2&4レース)もソーシャルディスタンス対応をとってチケット販売を行っていますし、イベント全体をみても、キャパシティの50%というガイドラインを守りながら、各種イベントを進めているというところです」と感染拡大防止対策をとりながらの開催を目指すと語った。

2018年のF1日本グランプリ。ホンダのロゴが大きく掲出されていた。
2018年のF1日本グランプリ。ホンダのロゴが大きく掲出されていた。