F1アーティストのポール・オズ、アイルトン・セナ初優勝を偲ぶブロンズ像を発表

 イギリスのアーティストで、F1に関連する作品を多く生み出しているポール・オズが、4月21日、彼にとって2作目となるアイルトン・セナのブロンズ像を発表した。等身大のその作品は、1985年4月21日にエストリルでセナが達成したF1初優勝を称えるものだ。

 36年前のこの日、25歳のセナは大雨に見舞われたポルトガルGPで優勝し、伝説的なF1キャリアの最初の1章を記した。JPSロータス・ルノーに乗るセナは、不安定なコンディションのレースで速さを発揮、フェラーリのミケーレ・アルボレート以外の全員を周回遅れにした。

 オズの最初のセナのブロンズ像は、3度の世界チャンピオンであるセナの死後25年の節目に作られた作品で、彼がマクラーレンに乗ってスパのオー・ルージュを駆け抜ける様子を形どったもの。このブロンズ像は、2019年、F1のさまざまなイベントや式典で展示され、現在、マクラーレンの本拠に設置されている。

 オズは彼の最新作を水曜日にソーシャルメディアで発表した。
「1985年の今日、F1の偉大なドライバーが、エストリルの恐ろしいコンディションのなか最初の勝利を飾った」とオズは投稿した。

「この等身大のブロンズ像は、この勝利と、F1における私の最初の記憶、すなわちブラックとゴールドのJPSロータスを偲んで作ったものだ」

 この彫刻は、エストリルでのフリー走行中、マシンが故障し、ロータスの後ろに座って助けが来るのを待っているセナを表現している。

 セナのポルトガルGPでの勝利は、彼自身にとって最も価値ある勝利のひとつであったと同時に、チーム・ロータスにとっても転換点となる一勝だった。ロータスは数年間にわたり低迷しており、それまでの6シーズンでは優勝を1回のみ(エリオ・デ・アンジェリスによる1982年オーストリアGP)しか挙げられずにいたのだ。

 セナは1984年にトールマンでF1キャリアをスタート。1985年シーズンには、ポルトガルの後、ウエットコンディションのスパで行われたベルギーGPで2度目の勝利をロータスにもたらした。

1985年F1ポルトガルGP アイルトン・セナ(ロータス97T・ルノー)
1985年F1ポルトガルGP アイルトン・セナ(ロータス97T・ルノー)