【RQインタビュー】あのレジェンド“桃んが”が限定でレースクイーン復帰「多くの人にレースの魅力を伝えたい」

 2021年は富士スピードウェイで開幕戦を迎えた全日本スーパーフォーミュラ選手権と全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権。そこに参戦するB-Max RACINGを応援する「B-Max GLORY Girls」に注目が集まっている。

 レースクイーンは毎戦ローテションで代わり、現役トップレースクイーンとレジェンドレースクイーンがコンビを組んで登場し、チームを盛り上げるプロジェクトを今シーズン採用している。

 開幕戦は、日本レースクイーン大賞グランプリの獲得経験を持ち、トップレースクイーンとして活躍する林紗久羅さん。

 そしてコンビを組むレジェンドレースクイーンがレースクイーンから、AS-webナビゲーター、さらにチームのマネージャーも務めるなど、モータスポーツ界でマルチに活躍し、今でも多くのファンから愛される桃原美奈さんだ。

 桃原さんは2011年で年間を通してのレースクイーン活動を卒業。その後、東京オートサロンのイメージガール「A-class」のメンバーとなり、AS-webナビゲーター(2012年~2015年)の間に、スーパーフォーミュラに参戦するDrago CORSEのレースクイーンも1戦だけ務めた。

 2015年からは、名誉終身オートスポーツwebナビゲーターを就任。また、名門セルモのマネージャーとして裏方に徹する仕事をメインにやっていたが、自身の家庭の事情や体調面も考慮し、こちらも2020年いっぱいで卒業することとなった。

 そして、2021年。「B-Max GLORY Girls」としてシリーズ全戦ではないものの、再びレースクイーンという立場でサーキットに帰ってきた。

2021 B-Max GLORY Girls/桃原美奈
2021 B-Max GLORY Girls/桃原美奈

「家庭の事情だったり体調面で、2021年に関しては年間契約のお仕事ができなくなったので、セルモも卒業しました。その中で、今年はどうしていこうかとマネージャーと話していた時に、モータースポーツ界で今しかできないこと、また自分にできることをやりたいなと話していました。そこで『こういったものがあるよ!』とB-Max Glory Girlsのお話をいただきました」

「マネージャー時代にも、彼女を見て『マネージャーになりたいです!』って言ってくれた女の子も多くて嬉しかったです。また、こうしてサーキットやモータースポーツを盛り上げるひとつのきっかけになれば、話題になるといいなと思い、この活動をすることを決めました」

 コスチュームを着て、サーキットで立つのは約7年ぶり。もちろん、レースクイーンとして現場に来る以上、事前の準備は念入りに行ったという。

「今回、復帰するにあたって……私はけっこう短期追い込み型なので、2カ月で6.5kg落としました。本当はもう少し落としたかったんですけど、そこは足りませんでしたね。でも、今のレースクイーンはどんなメイクをしているのか気になって、昨年のギャルオンの動画とかも見て、勉強しました」

 そう語った桃原さん。彼女が現役として活躍していた10年前と比べると、レースクイーンのコスチュームも大きく変わったという。

「コスチュームは結構可愛くなったなという印象です。以前は、スタンダードなコスチュームが多かったんですけど、今はフリフリがついていたり、帽子やグローブもありますよね。以前はピアスとかネックレスも自分たちで用意していたものが、今では“コスチューム”としてそれらも支給される形にもなっています」

「そういう意味では、だいぶ変わったなと思いますね。コスチュームの質というか、レベルは、どんどん上がっていっていますね」

「マネージャーをやっていた時は、その業務でいっぱいいっぱいだったので、そこまで細かく見られなかったですけど……逆に母心というか『うちの子たちが一番可愛い!』と思っていました」

「やっぱりセルモは名門チームですし、ZENTsweetiesというユニットもすごく歴史があります。逆に私もRQをしていた時に、ZENTsweetiesが憧れだったので、違った形ですけど、一緒にお仕事することができて、嬉しかったです」

 また、桃原さんは、生粋のモータースポーツ好きとしても知られている。オートスポーツwebナビゲーター時代も積極的に各チームやドライバーに取材に回っていたほか、仕事がない時でも、プライベートでサーキットに観戦に来るほどだった。

 特にフォーミュラーカーのレースに魅力を感じる部分があるという。

「もともと“ハコ”より“フォーミュラ”が好きだったんですよね。エンジンは2社ありますけど、同じシャシーを使って、同じタイヤで、なんか『男同士の戦い』が見られるなと思うところがあります」

「タイム差もすごい拮抗していますし、ドキドキハラハラがすごいんですよね。自分自身がマネージャーをやらせていただいていた時も、チャンピオンがかかった2016年も予選Q3はお腹痛くて、トイレにいたりするくらい……」

「それくらい緊張感がすごいんですが、それがスーパーフォーミュラの魅力でもあるのかなと思います。戦略とかピットストップとかもシビアで、いろんな失敗や成功があるので、そこも見ていて面白いですね」

「もちろん、スーパーGTにはスーパーGTの良さがありますけど、フォーミュラはサクセスウエイトもないですし、男同士の負けられない戦いという部分が強いのが魅力ですね」

 モータースポーツに対する熱は今でも変わっておらず、レースの話になると、特に目を輝かせながら熱く語っていたのが、印象的だった。

 そんな桃原さんだが、今年は全戦ではないものの、スーパーフォーミュラ、スーパーフォーミュラ・ライツのレースクイーンとしてサーキットに登場する機会があるようだ。それがどの大会になるかはまだ決まっていないが、この活動をとそして、ひとりでも多くの人にフォーミュラのレースに興味を持って欲しいと語った。

「確定ではないんですけど、もう1戦どこかでサーキットにやってくる可能性があります。SFとSFLは私もずっと見てきたカテゴリーですので、まだ見たことがない人に、魅力を伝えられるように頑張りたいと思います!」

 開幕戦の富士でも、ピットビューイングでは、桃原さん&林さんのコンビの前に、多くのファンが訪れていた。今は、コロナ禍でファンの観戦環境にも様々な制限があるが、次回もサーキットを盛り上げる“起爆剤”となってくれそうだ。