新城ラリーは豪雨で車内がびしゃびしゃハプニング!? 軽量化って大切!☆うめまど通信vol.33

■雨の新城ラリー、GRヤリス軽量化で車内がびしゃびしゃに!?

●全日本ラリー選手権・第2戦「新城ラリー2021 Supported by AICELLO」のご報告!

こんにちは! 元SKE48の梅本まどかです☆

3月20日(土)〜21日(日)に行われた全日本ラリー選手権・第2戦「新城ラリー2021 Supported by AICELLO」は学ぶ事の多かったラリーでした。

今回は沢山印象に残っている事があるのですが、1番はやっぱり車内びしゃびしゃ事件です。

GRヤリスの車内
水が車内に!!!

DAY2が行われた21日(日)はお昼頃が豪雨で、SS5しか走る事はできなかったのですが、SS6のキャンセルを知り、ゆっくりと走っていると急に足元から水が“ブシュー”って出てきたのです。

あまりの水の多さと勢いに何が起こったかわからず「え?え?え?」と混乱。暫く進むとまた足元から水鉄砲で撃たれているような感覚に。

おさまってから足元を見るとすでに水が浸水して水浸しに! ドライバーである村田選手の足元にも水溜まりができていました。

とりあえず、ペースノートやタイムカード、ロードブックが濡れてはこの後の午後のセクションが続行した場合に使えなくなると困るので、そういった大事なものを避難。

キャンセルになっても普通であればノートを読むのですが、濡れてしまうので、ノートなしで村田選手には走ってもらうことに。

霧もあり、水溜りを通るとまた水が入ってきてしまうので避けながら走ってもらったのですが、さすがベテランドライバーさん。慌てることなく、淡々と安全に走って下さり、無事サービスパークに戻る事ができました。

ペースノート、ロードブック、タイムカード
下からペースノート、ロードブック、タイムカードです。

ノートなど少し濡れてしまったのですが、ペースノートは監督が分厚い紙を支給してくださっていたので破れることがなく、タイムカードも画用紙のような厚みがあり、ロードブックは濡れずに済んだので、車内や自分自身は濡れてしまいましたが、ノート類が少し濡れたくらいで済んだのです。

ペースノートの紙を選ぶ大切さや、タイムカードが何故分厚い紙を使用しているか、実感した気がします。

●軽量化のための対策だったのに(涙)

そもそも、なんで水が入ってきたのか、どこからきたのか最初はわかりませんでした。でも、走っている途中で出所を見つけて、足で封鎖!!

こんなに水圧あるんだ…と、抑えていた左足の裏で感じていたのですが、実はこの穴があいてしまった理由が「軽量化の為」だったのです。

車内の穴から水が
蓋が外れた時の
様子です。

普通はガードが付いている所を軽量化するために外し、その穴をアルミテープで止めるのですが、思っていた以上の雨量と水圧に負けて入ってきてしまったようで、この事件が起こるまで、そういった軽量化がされている事、アルミテープで止まっていることを知らなかったので「こうなってたんだ!」と、外れた蓋を見て納得しちゃいました。

今回の新城ラリーは『軽量化』がとても重要なポイントで、私たちのマシン・GRヤリスRSは同じクラスで参戦しているヤリスよりも元々140kg重い状態です。なので「軽量化はなるべくしたい」と監督とメカさんがいろいろ話して作業して下さっていたり、レッキの日の夜のチームミーティングでも「やっぱりあとは重さがどれくらい影響するかだね」と話していたのです。

テストもいい感じ、車両のフィーリングも悪い所なし。このマシンだけ見れば「いい出来だ!」と、チームみんなが声を揃えて言っていて、監督の目標は「優勝!」だったので、「これは頑張らなくちゃ!」と気合いを入れていました。

DAY1が行われた20日(土)。天気も晴れて路面はドライ。村田選手とは「とりあえずSS1(舟着)は様子を見るためにも、自分たちのペースで無茶はせずにいってみよう!」とスタートして、結果は3位。

走ってもそんなミスもなく、いい感じで走れたけど、1位の明治選手との差は1.9秒。2位の吉原選手とは接戦で0.5秒差でした。

この調子でもう少し頑張ってSS2の鬼久保も行ってみようと話してトライすると、今度は4位で1位の明治選手から24.3秒も遅れていたのです。これには「やられたぁ。やっぱり重いのかぁ…」と、チーム全員が感じ、なんとも言えない心境に。

サービスパークに戻る前にリグループで他の選手と喋る時間があったのですが、同じクラスの選手たちには「なんかあったんですか?」と聞かれ、どこかでクラッシュしたり、トラブルがあったと思われていたそうなんです。

「いや、全然何もなくて…」と話していたら、クスコレーシングの水原選手が「最高速いくつでした?」と。

「最高速は体感で120km/hないくらいかな?」と村田選手が答えていて、確かにそれくらいだったなと思っていたら「私たち140km/hでした」って。実は鬼久保ステージの最後は直線でフィニッシュするので余裕があり、そこで最高速が出るのですが、“140km”という数字を聞いてびっくり!!!

もうこのタイム差はそれだけのウエイトハンデだね…と、半分割切りモードに入っていきました。

●まだまだ足りない軽量化と最高速アップのために!

そのあとのサービスでも「もうこれは重いので今日はどうにもならない。明日の雨予報で行われる雁峰にかけるしかないね」という話に。

でもこれだけ差をつけられては戦えないので「どうせ勝てないなら、いっそのこと勝負に出て荷物を全部下ろし軽くして、できるだけGAPを減らそう!」と、最初はスペアタイヤのみを下す予定が、工具もいらないからと、ホントに必要最低限の荷物だけ乗せてサービスパークを出ることに!

実際にSS3では荷物を下ろして軽くなったからなのか、走行中の加速感が全然違うのを体感し「え? こんなに変わるの!?」

走っていて、マシンも嬉しそうに楽しく走っている感があり、実際にタイムも上がって作戦成功!

ですが、ライバルたちもタイムアップし、差は広がるチームもあれば縮まるチームもありました。

SS4では、水原選手と話した最高速もどれくらい変わるか気になっていて、村田選手と「どれくらいいきますかね!?」とわくわくドキドキ。実際、130km/hくらい出るようになり、数字としても体感としても感じられて、凄く勉強になりました。

梅本まどか
減量作戦成功したので○ポーズ☆

よく「コ・ドラが軽いのは有利」と聞きますが、ホントにそうだなと初めて実感できたと同時に、体力は残しつつもこれからはラリー前はダイエットしよ!と密かに心に誓いました(笑)。

今回のラリー、学んだ事や体感できた事がまだまだあるのですが、今週はここまで!

次回も新城ラリーで学んだことを書いていきます☆ お楽しみに!!

(梅本 まどか)