シューマッハー家、スイスの豪華ヴィラを売却へ

 シューマッハー家が、スイス・レマン湖のほとりにある豪華ヴィラを売却することを決めたようだ。7度のF1チャンピオンであるミハエル・シューマッハーは、今もこのヴィラ内で療養中のはずだが、治療費用を賄うためなのか。ドイツやイギリスの現地メディアは、さまざまな憶測を巡らせている。

 ドイツの大衆雑誌「ブンテ」の報道によれば、ミハエルの妻コリーナ・シューマッハーが、ヴィラ売却を決断したという。シューマッハー夫妻が今も生活するこのヴィラは2万平方メートルもの敷地に建ち、先日5870万ユーロ(約76億4千万円)の評価額が出たとのことだ。

シューマッハー家が所有するスイスのヴィラ
シューマッハー家が所有するスイスのヴィラ

 一方でイギリスのタブロイド紙「ミラー」は、今回のヴィラ売却はシューマッハーの療養費を工面するためだろうと推測している。シューマッハーは2013年12月29日、フランス・アルプスにおいてスキー中の事故で重傷を負った。現在も複数の医師、看護師が完全看護体制で治療に当たっており、毎週56000ユーロ(約700万円)、年間では300万ユーロ(約3億9千万円)近い費用がかかっているという。

 シューマッハー夫人はすでに自家用ジェットを3500万ユーロ(約45億円)で売却、最近では毎冬に家族で過ごしていたノルウェーの別荘も手放したということだ。

 では今後、ミハエルはどこで療養生活を送るのだろう。スイスの別の場所に引っ越す可能性が高いが、最近のドキュメンタリー番組ではより温暖な気候のマヨルカ島の別荘で生活する可能性も示唆している。

 シューマッハーがスキー事故で頭部に大けがを負ってから、すでに7年以上が経つ。それ以来一家の周りには厚いカーテンが引かれ、健康状態に関する情報はほとんど漏れていない。2016年9月にシューマッハ家の顧問弁護士が「病状に改善の兆しはほとんどない」「事故以来、自力で立てる状態ではない」と、裁判所で宣誓供述したのみだ。

 一方でイギリスのタブロイド紙「デイリーミラー」は今年初め、ミハエルの父ロルフからの情報だとして、「シューマッハはもはや寝たきり状態ではなく、治療用の管も取り外されて自発的に呼吸できている」という独占記事を掲載した。
 それが事実であることを、願うばかりである。