「GRヤリス公道快速仕様の決定版!」ブーストアップを軸にした老舗のパワーパッケージが効果絶大

「GRヤリス公道快速仕様の決定版!」ブーストアップを軸にした老舗のパワーパッケージが効果絶大

走りもルックスもファーストパッケージは完成!

素材をじっくり見極めて取り組むカンサイサービス流育成術

GRヤリスが有するポテンシャルに高さに惚れ込み、デモカーで精力的なパーツ開発&走り込みを重ねる“カンサイサービス”。今回紹介するのは、そんな名門チューナーが完成させたチューニング・ファーストパッケージ仕様のRZグレードだ。

難航しているECU攻略に先駆けたパフォーマンスメニューを提案するため、デモカーはHKSのスーパーターボマフラー&パワーエディターを導入し、ノーマル比16.8ps/2.2kgmアップとなる289ps/46.9kgm(最大ブースト圧1.8キロ)にセットアップ。

純正ではピーク値1.6キロで細かくブースト圧が制御されており、安易にブースト圧を引き上げるとすぐに制御が介入してくる。そのため、負荷のかかりが異なるダイナパックや実走、気温変化まで含めてチェックしてブースト圧の特性を煮詰めたそう。

スタイリングと排気効率の高さでデモカーに先行投入されたスーパーターボマフラー。近日中にリーガマックスプレミアムとパワーエディターのマッチングも確認していく予定だ。

 

ハイパーマックスMAX Ⅳ GTは市販状態でのデータ収集やセットアップを済ませ、オリジナルセッティングに移行。前後8kg/mmにスプリングレートをアップしてテストを進めるとともに、走り込みの中で旋回性と挙動の安定性を高次元で両立できるリヤのアライメントも探っている。

ノーマルブレーキパッドは、鈴鹿サーキットで5ラップしてもタッチが少し低下した程度だったが、今後のパフォーマンスアップに備えてプロジェクトμのNプラスに変更した。

タイヤに関しては、グリップ性能やタイムだけで考えるなら255サイズ、さらには265サイズも視野に入ってくるのだが、現状のパッケージでストリート主体ならバネ下重量やコストも含めた総合評価で245サイズが最適解と考えているそう。今回の走行でもデータ収集のために255/35R18と245/40R18の2サイズが投入されていた。

ホールド性だけでなくストリートでの使い勝手も考え、普段はリクライニング式のレカロSR7を投入しているが、今回は運転席側のみホールド性の高いフルバケット式のレカロRS-GSにチェンジ。

このチューンドをセントラルサーキットで走らせた井入宏之選手は「雪がちらつくウエットコンディションだったけど、攻め込んでも不安を感じないし、非常に乗りやすい。ノーマルでは6000rpm付近でタレを感じるのに対し、レブリミットまで綺麗に吹けていくよ。タイヤは245サイズと255サイズを比較してみたけど、走りの楽しさ的には245サイズかな。255サイズはグリップレベルが高くて攻め込んだ際の安心感も強いんだけど、シャープな旋回は現状のパフォーマンスだと245サイズでしか味わえなかった。これからどのような味付けが加えられていくのか楽しみだね」と評価。

ストリートをメインステージに位置付け、走りからルックスまでGRヤリスの魅力を高めるファーストパッケージをじっくり完成させたカンサイサービス。今後はさらなる発展系の新パッケージを探求していくとのことだから期待したい。

●取材協力:カンサイサービス 奈良県奈良市小倉町1080 TEL:0743-84-0126