レッドブルF1、トラブル発生時のペレスの冷静さを称賛「ひとりで再始動しリタイアを回避、大量得点を成し遂げた」

 レッドブル・ホンダのセルジオ・ペレスは、2021年F1バーレーンGP決勝フォーメイションラップでトラブルに見舞われたが、冷静に対応し、その結果、最後尾から5位を獲得した。チーフエンジニア、ポール・モナハンは、ペレスが冷静沈着に対処したおかげで大量のポイントを得ることができたとして、彼を称賛した。

 11番グリッドを獲得したペレスのRB16Bは、フォーメイションラップでマシンの電源がシャットダウンし、ストップした。無線でチームの指示を得ることができないまま、ペレスはステアリングホイールを外して再び装着し、再起動の手順を行うと、電源が戻り、走り出すことができた。ペレスはピットレーンからスタート、オーバーテイクを繰り返して5番手まで順位を上げてフィニッシュし、10ポイントを獲得した。

2021年F1第1戦バーレーンGP セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)とシャルル・ルクレール(フェラーリ)
2021年F1第1戦バーレーンGP セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)とシャルル・ルクレール(フェラーリ)

「突然、すべてがシャットダウンした」とペレスはトラブル発生時の状況を説明した。

「終わった、と思ったよ。そしたら突然無線で(スポーティングディレクター)ジョナサン(・ウィートリー)の声が聞こえ始めた」
「なんとかマシンを始動することができた。でもピットレーンからスタートしなければならなかった」

 チーフエンジニアのモナハンは、ペレスが移籍して初レースで慣れない状況にあるにもかかわらず、冷静に問題に対処したことを称賛した。

「レース前に小さな電気系の故障が起きた」とモナハンは語った。
「それに対応し、グリッドに向かうラップでは、トラブルの兆候は全くなかった。マシンは完璧に機能していたのだ」

「だがフォーメイションラップで問題が出てきた。マシンを保護するためのカットアウトが作動した」

「すべてが電力を失った。しかしチェコは冷静で、パソコンに不具合が起きたときのように、電源を切って、再度入れ直した」

「するとステアリングホイールが生き返り、彼はエンジンを始動し、コースを走ってピットレーンに戻った。そしてグリッドの他のドライバーたちがスタートするのを待って、ピットレーンからレースを始めた」

「この種の断続的な故障が起きたときはよくあることだが、その後マシンはレースの間、全く問題なく走った。本当に見事なレースだった」

「彼は素晴らしい走りをして挽回した。いらいらしたりモチベーションを失うようなことはなく、周回を重ね、ポジションを上げていった。そうして大量のポイントを我々のもとに持ち帰ったのだ」

「彼の冷静さのおかげだ。無線で通信できなかったから、我々の方から、再始動の指示を行うことができなかった。しかし彼は自分でやってのけた」