【角田裕毅/決勝速報】13番手スタートから元王者たちをオーバーテイクし、F1デビュー戦で見事初入賞

 2021年のF1第1戦バーレーンGPの決勝レースが3月28日、日本時間24時00分に行われ、弱冠20歳で今年、F1デビューを飾る日本期待の角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)は予選13番手スタートから、元チャンピオンに輝いたベテランたちをオーバーテイクして、F1デビュー戦で9位初入賞を果たした。

 13番手グリッドからF1デビューレースを迎えることなった角田はスタートでやや出遅れ、オープニングラップを15番手で終える。

 予選Q2で多くのドライバーがソフトタイヤを選択するなか、ミディアムタイヤを選択した角田はその影響でQ3進出はならなかったが、決勝に向けては最初のスティントでソフトタイヤ勢よりも多くの周回数を走ることができ、レース戦略面で大きなアドバンテージを得ている。

 2周目のニキータ・マゼピン(ハース)のクラッシュでセーフティカーが入り、そのリスタートで角田は遅れて一時17番手まで順位が下がってしまうも、そこからオーバーテイクを重ね、ジョージ・ラッセル(ウイリアムズ)、そしてセバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)をかわすなどで10周を過ぎて14番手まで順位を上げる。

 13周目あたりからソフトタイヤ勢がルーティンのピットインに入りはじめたところでミディアムタイヤの角田の順位が上がり、6番手に。

 16周目には角田はF1初めてのピットイン。14番手でコースに復帰する。その後はエステバン・オコン(アルピーヌ)とバトルを繰り広げ、13番手に順位を上げた角田。24周目にはベッテルをストレートでDRS(ドラッグ・リダクションシステム)の恩恵を受けてオーバーテイクし、12番手にアップ。

 そして26周目にはフェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)をオーバーテイクし、ベッテルに続いて元チャンピオンとのバトルを制す。

 34周目には2度目のピットインをスムーズに行った角田。13番手でコースに復帰し、最後のスティントに。前のマシンがピットインに入って角田の順位が上がり、11番手となったところで今度はキミ・ライコネン(アルファロメオ)と入賞を懸けてバトル展開。

 39周目にはそのライコネンをオーバーテイクし、10番手で入賞圏内に。その後、9番手のランス・ストロール(アストンマーティン)に迫って、オーバーテイクするもストロールが抜き返す。だが、角田は最後まで諦めず、ファイナルラップでストロールを見事オーバーテイク。角田はF1デビュー戦を9位入賞でフィニッシュし、2ポイントを獲得した。

 チームメイトのピエール・ガスリーはレース序盤に他車と接触してノーズ交換で順位を下げ、17位となっている。

 日本人F1ドライバーがデビュー戦で入賞するのは初めてのことだが、予選Q1の速さからも、この結果ではまだまだ物足りない。2戦目以降、角田が再び世界の注目を浴びるようなリザルトを残すことを期待したい。