参戦11年目を迎え、2度目のシリーズタイトル獲得を狙う国本雄資【2021年SFドライバー紹介】

 2021年シーズンの全日本スーパーフォーミュラ選手権は4月3〜4日に富士スピードウェイで開幕を迎える。第1戦を前に、2021年シーズンを戦うスーパーフォーミュラのドライバーたちのこれまでのレースキャリアやドライバーとしての特徴などを紹介する。今回は2016年のシリーズチャンピオンであり、5年ぶりのシリーズタイトル獲得を狙う国本雄資(KCMG)だ。

 今年で国内トップフォーミュラ参戦11年目を迎える国本雄資。トヨタ・ヤングドライバーズ・プログラム(TDP)の支援を受けて、2007年よりフォーミュラ・チャレンジ・ジャパン(FCJ)、2009年より全日本F3選手権と順調にステップアップし、2011年にスーパーフォーミュラの前身であるフォーミュラ・ニッポンにデビューを果たした。

 デビュー以降、なかなか結果が出ない日々が続いたが、2013年11月にシリーズ戦とは別に行われた特別戦『富士スプリントカップ』で優勝。そこから少しずつ上位に食い込む走りをみせて、2016年の第5戦岡山のレース2で念願の初優勝を飾った。さらに同年の最終戦鈴鹿のレース1でも優勝を決めて、2016年のシリーズチャンピオンに輝いた。

 これがきっかけとなり、2017年のル・マン24時間レースにTOYOTA GAZOO RACINGから起用され、LMP1クラスのトヨタTS050ハイブリッドのステアリングを握った。決勝結果は残念ながらリタイアとなったが、国本にとっては貴重な経験となった。

 その後も、スーパーフォーミュラでは活躍を続け、2019年にはデビュー以来所属していたCERUMO・INGINGを離れ、KONDO RACINGに移籍。2020年からはcarrozzeria Team KCMGでドライブしている。2016年以降、優勝はないものの、毎戦着実な走りをみせ、予選順位からポジションを上げてフィニッシュする場面が多い。チャンピオン経験者ということもあり、チームからの信頼も厚いようだ。

 このほかにもスーパーGTやスーパー耐久に参戦するなど、幅広いカテゴリーで活躍を続けている。

 プライベートでは、写真撮影にハマっており、オーロラを撮影するためにカナダまで行くほどの力の入れ具合。普段からカメラを持ち歩いて、レースの現場でも搬入日に写真を撮っている姿がたびたび目撃されている。

■スーパーフォーミュラ:2020年シーズン戦績

出場:7回
優勝:0回
2位:0回
3位:1回
ポールポジション:0回
エンジン:トヨタ
獲得ポイント:29
獲得有効ポイント:29
ランキング:9位

2021 スーパーフォーミュラ鈴鹿合同テスト 国本雄資(KCMG)
2021 スーパーフォーミュラ鈴鹿合同テスト 国本雄資(KCMG)
2021 スーパーフォーミュラ富士合同テスト 国本雄資(KCMG)
2021 スーパーフォーミュラ富士合同テスト 国本雄資(KCMG)
2017年のWECスパとル・マン24時間に、トヨタが走らせる3台目のドライバーとしてエントリーしたラピエール(右)。ル・マンではホセ・マリア・ロペス、国本雄資とトリオを組んだ。
2017年のWECスパとル・マン24時間に、トヨタが走らせる3台目のドライバーとしてエントリーしたラピエール(右)。ル・マンではホセ・マリア・ロペス、国本雄資とトリオを組んだ。