バイクレースの概説:ロードレースとオフロードレースに大別【バイク用語辞典:バイクレース編】

■スピードのロードレースに対して、自在に操る技術が問われるオフロードレース

●国際レースはFIM、国内レースはMFJが総轄

巧みなコーナリングのロードレース、障害物を乗り越え飛ぶようにして走るオフロードレース。バイクレースは、ライダーが車体にまたがって体の一部のように巧みに操ります。このライダーと車体の一体感が、クルマとは異なる大きな魅力です。

ロードレースとオフロードレースそれぞれの多くのバイクレースについて、概説します。

●バイクレースの運営組織

MFJ(日本モーターサイクルスポーツ協会)組織図
MFJ(日本モーターサイクルスポーツ協会)組織図

バイクのモーターサイクルスポーツは、世界的にはFIM(国際モーターサイクリズム連盟)が、日本ではMFJ(日本モーターサイクルスポーツ協会)が統轄しています。モーターサイクルスポーツの公認や承認、ライセンスの発行などバイクレースの普及振興を担っています。

MFJは、中央スポーツ委員会を中心に、その下にロードレース委員会、モトクロス委員会、トライアル委員会、スーパーモト委員会、エンデューロ委員会、スノーモービル委員会などが設置されています。

・1961年:MFJ設立

・1962年:第1回全日本ロードレース開催(鈴鹿)

・1963年:世界選手権ロードレース開催(鈴鹿)

・1964年:第1回モトクロス日本GP開催(相馬ヶ原)

・1967年:ロードレース全日本選手権シリーズ開始

・1973年:トライアル全日本選手権シリーズ開始

・1980年:世界耐久選手権鈴鹿8時間耐久レース開催

・1991年:モトクロス世界選手権開催(鈴鹿)

・2000年:トライアル世界選手権開催(ツインリンクもてぎ)

●バイクレースのカテゴリー

モーターサイクルスポーツの分類
モーターサイクルスポーツの分類

バイクレースと言えば、サーキットでスピードを競うロードレースとダートコースでテクニックを競うオフロードレースに大別できますが、それぞれに多くの種類のレースがあります。

ロードレースは、サーキットなどの舗装路で一定の距離、あるいは一定の周回数でスピードを競う「スプリントレース」です。一方のオフロードレースの代表的なモトクロスレースは、溝の深いブロックパターンをもつオフロード用専用タイヤや大きな泥除けを装着した「モトクロッサー」という専用バイクで競います。

以下に代表的なロードレースとオフロードレースについて簡単に説明します。

●ロードレース

ロードレース(MotoGP)
ロードレース(MotoGP)

エンジンの排気量によってカテゴリー分けされ、世界最高峰のロードレース世界選手権、市販車をベースに改造したバイクレースの最高峰のスーパーバイク世界選手権、主として耐久性を競うFIM世界耐久レースが3大ロードレースです。日本では、「ツインリンクもてぎ」でMotoGPシリーズの日本グランプリと鈴鹿サーキットで行われる世界耐久選手権の8時間耐久レース「8耐」が行われています。

大半はサーキットレースですが、伝統ある有名な英国マン島TTレースは現在も公道で行われています。

日本では、全日本ロードレース選手権、その他比較的に初心者から参加できる小型サーキットで行われるジムカーナや草レースなどがあります。

●オフロードレース

オフロードレース(モトクロス)
オフロードレース(モトクロス)

未舗装路のダートコースというだけでなく、溝や大きな岩、急激な坂道、ジャンプ台などをコースに設定し、飛んだり跳ねたりしながら走行するダイナミックな走りが魅力です。

代表的なのは、急斜面や丘陵地を設けて専用コースで競うモトクロスです。また、岩場や障害物がある複雑な地形のある専用コースを走行するトライアル競技は、アクロバティックなライディングが人気です。タイムトライアルでなく、指定コースを正確に走破するかどうかを競います。

その他にも、舗装路とダートコースの両方を設定したスーパーモト(スーパーモタード)、長距離の自然の難コースを走破するエンデューロがあります。


バイクレースは、オンロードレースとオフロードレースそれぞれに多くのカテゴリーのレースがあります。

本章では、数多いバイクレースそれぞれについて、詳細に解説します。

(Mr.ソラン)