打倒レッドブル・ホンダに燃えるF1王者ハミルトン「今は彼らが最速だが、追い越してみせる」

 7度のF1チャンピオンであるルイス・ハミルトンは、2021年F1開幕戦バーレーンGPを前に、現時点で最速なのはレッドブル・ホンダであるとの考えを示した。だが、団結して2021年型メルセデスW12の改善に取り組んでいけば、自分たちがトップの座を取り戻すことは不可能ではないとも語っている。

 バーレーン・インターナショナル・サーキットで行われたプレシーズンテストで、メルセデスは精彩を欠き、レッドブル・ホンダの好調さが目立った。テスト後、メルセデスのトラックサイド・エンジニアリングディレクターであるアンドリュー・ショブリンは、「なぜ我々はリヤエンドが弱かったのか、安定性を増し、挙動の予測をしやすくするにはどうしたらいいのかを理解するため、集中的に取り組む必要があり、現在、その作業を行っている」と語った。また、チーフストラテジスト、ジェームズ・ボウルズは、「レッドブルの方がパフォーマンスが上だ」と断言し、ふたりとも、2021年型W12の問題を解決するにはある程度時間がかかるとの見方を示している。

 バーレーンGPを前にした木曜、ハミルトンは『Sky F1』から、今の時点でどのチームのマシンが最速だと思うかと聞かれ「それは誰もが知りたがっていることだろうね。僕は現時点ではレッドブルだと思う」と答えた。

2021年F1第1戦バーレーンGP木曜 レッドブル・ホンダのガレージ
2021年F1第1戦バーレーンGP木曜 レッドブル・ホンダのガレージ

「僕らにとってこれまでで最も厳しい戦いになるに違いない。現時点では彼らが前にいる。僕らは戦いに挑んでいく」

「毎年、未知の要素は多少あるものだけど、僕らの場合、マシンにもっといい感触を持って臨むことの方が多かった。僕らチームにとってものすごくエキサイティングな状況だよ。今、自分たちは最速ではないというのはね」

「そこから望む位置に行くため、どのように団結し、取り組んでいくのか、そのチャレンジに向けてわくわくしている。チーム同士の差が縮まっているのは、ファンにとって素晴らしいことだと思う」

 ハミルトンは、F1で7年連続ダブルタイトルを獲得してきたメルセデスには、劣勢から挽回していく能力があると確信している。

「毎年、チャレンジに直面するわけだけど、そのたびにチームが団結する姿を見て、強い印象を受けるし、励まされる」

「ひとりひとりのメンバーが、今のこのチームを作り上げている。必要な場所に到達するために、協力し合って解析に取り組んでいる彼らの姿を見るのが大好きだ」

「確かに僕らは今、最速ではないけれど、これからも最速の立場に立てないというわけではない。今までこれほどわくわくしたことはないぐらいだよ」

2021年F1第1戦バーレーンGP木曜 メルセデスのガレージ
2021年F1第1戦バーレーンGP木曜 メルセデスのガレージ

 ただしハミルトンは、W12を望む状態に持っていくには時間がかかるかもしれないと考えている。

「テストが3日間しかなかったことを思えば、僕らは最高の状態にあると思う」
「自分たちがどの程度の問題を抱えているのか、あるいは抱えていないのかを見定める上で、まだ初期の段階にいる」

「エンジニアや特にエアロダイナミシストは新車に通常起こる出来事の修正に夜昼なしに取り組んできた。この短期間のなかでやれる最善のことができたと確信している」

「でも、このマシンを望む状態に持っていくために、これからも継続的に取り組んでいくことになるだろう」