中須賀克行が今季最初の公式テストでトップ!/全日本ロードもてぎ公開テスト1日目

 2021年全日本ロードレース選手権の開幕戦(4月3日・4日)に向けた公開テストが3月24日(水)より栃木県・ツインリンクもてぎで始まった。初日は、メーカー枠が1時間2本、2時間1本、ST600クラスのセッションが1時間2本行われた。

 天気は朝から雲ひとつない快晴となり、一時冷たい風が吹いていたが、日差しに照らされたアスファルトは、約30度という上々のコンディション。

中須賀克行(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)/2021年全日本ロードもてぎ公開テスト1日目
中須賀克行(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)/2021年全日本ロードもてぎ公開テスト1日目

 今シーズンの大本命と言える中須賀克行(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)は、カタールのMotoGPテストから帰国し、2週間の自主隔離を終えたばかり。JSB1000マシンのヤマハYZF-R1に乗るのは、久々となっていた。さらに今シーズン使うマシンに乗るのも初ということもあり、慎重にペースを上げて行き、最終セッションに1分49秒038をマークし、これがトップタイムとなった。

「JSB1000に乗るのも久しぶりでしたし、今回がマシンのシェイクダウンでした。セット的には、昨年のベースがあるので徐々に煮詰めていっていましたが、最後に足をすくわれる形でしたね。まだまだベストタイムにほど遠い状態なので、チームと相談してレースウイークにベストな走りができるように2日目も引き続きマシンを仕上げて行きたいですね」と中須賀。

 この日、3本目のセッション終盤に90度コーナーで転倒。赤旗が提示されるアクシデントがあったが、大きな怪我はなかった。

清成龍一(Astemo Honda Dream SI Racing)/2021年全日本ロードもてぎ公開テスト1日目
清成龍一(Astemo Honda Dream SI Racing)/2021年全日本ロードもてぎ公開テスト1日目

 1本目に1分49秒516を記録しトップにつけていた清成龍一(Astemo Honda Dream SI Racing)は、このタイムがベストとなり総合2番手。

「出だしはよかったのですが、気になる部分を解決するために、大きくセットを振って洗い出す作業をしたのでピットにいる時間が長かったですし、メカさんの方が疲れた一日だったと思います。初日のようなコンディションで、ホンダCBR1000RR-Rを乗るのも初めてだからか、なかなかいい方向が見つかっていない状態ですが、2日目も使って何とかしたいですね」と清成。

名越哲平(MuSAShi RT HARC-PRO.Honda)/2021年全日本ロードもてぎ公開テスト1日目
名越哲平(MuSAShi RT HARC-PRO.Honda)/2021年全日本ロードもてぎ公開テスト1日目

 3番手には今シーズンよりJSB1000クラスにスイッチした名越哲平(MuSAShi RT HARC-PRO.Honda)、4番手に加賀山就臣(Team KAGAYAMA)、5番手に濱原颯道(Honda Dream RT 桜井ホンダ)、6番手に津田一磨(BabyFace Powered by YOSHIMURA)と1分50秒台で続いた。

渡辺一馬(Astemo Honda Dream SI Racing)/2021年全日本ロードもてぎ公開テスト1日目
渡辺一馬(Astemo Honda Dream SI Racing)/2021年全日本ロードもてぎ公開テスト1日目

 総合7番手には、ST1000クラスでトップタイムとなる1分50秒724をマークした渡辺一馬(Astemo Honda Dream SI Racing)がつけた。このタイムは非公式ながらコースレコードを上回るものだ。

「まだまだST1000マシンを学んでいる最中です。その過程で転倒もありましたが、理解度が進んだと思います。ST1000はレース周回数も少ないですし、どう組み立てて行くのがベストなのかを考えてマシンセットを進めて行くかがポイントとなりそうですね」と渡辺。

渡辺一馬(Astemo Honda Dream SI Racing)/2021年全日本ロードもてぎ公開テスト1日目
渡辺一馬(Astemo Honda Dream SI Racing)/2021年全日本ロードもてぎ公開テスト1日目

 ST1000では、榎戸育寛(SDG Motor Sports RT HARC-PRO.)が1分51秒220で2番手、前田恵助(bLUcRU伊藤レーシングBORGヤマハ)が1分52秒124で3番手となっており、いかに渡辺のタイムが抜きん出ているかが分かるだろう。

小山知良(日本郵便Honda Dream TP)/2021年全日本ロードもてぎ公開テスト1日目
小山知良(日本郵便Honda Dream TP)/2021年全日本ロードもてぎ公開テスト1日目

 ST600クラスでは、小山知良(日本郵便Honda Dream TP)がセッション2回目に1分54秒477でトップ。國峰啄磨(TOHO Racing)、長尾健吾(NCXXRACING&善光会 TEAMけんけん)、菅原陸(保険職人 GBSレーシング YAMAHA )と1分54秒台で続いた。

 テスト2日目は、各クラスに分かれ、それぞれ45分のセッションが2回というスケジュールで行われる。