「残念ながら」では済まされない「交通事故死者数を,2500人以下にできなかった」根本的要因、とは?

この1月に警察庁が発表した、「令和2年中の交通事故死者数について」という資料によれば、令和2年の死者数は、交通行政が始まって以来初めて3,000人を下回ったらしい。が、「令和2年中に交通事故死者数2,500人以下に」という目標には「残念ながら」339人届かず、2,389人という結果に。でも、これって「残念ながら」で済ましていい問題なんですかね?

早急に目指すべきは交通事故死者数の「段階的減少」ではなく、「ゼロ」なのでは?

 昨年の上半期には1,357人と、コロナ禍による交通量減少ということも相まって、「このままでいけばもしかして、目標に近い数字が達成できるのでは?」と思わせたものの、下半期では前期の減少率を上回ってしまい、結局、目標達成はならず。警察に言わせれば「あと389人だったのに惜しい!」といったところか?

 が、ちょっと待ってほしい。最終的には「交通事故死ゼロ」を目指しているとは言うが、ここ10年の数字を見て見ると、減少しているのは毎年平均200人程度。今後、同じペースで減っていくとしても「ゼロ」になるのは14~15年後ということになってしまう。つまり、その間は「多少の犠牲もやむなし」ということ。人の命って「地球よりも重い」んじゃなかったんでしたっけ?

 それもこれも、国民の命に係わる問題を、国が警察に丸投げしていることがすべての要因。「ゼロ」を目指すなら、バカの一つ覚えみたいに「交通取締り」強化に頼っていないで、積極的に、交通インフラの整備、運転免許交付の厳格化、自動車産業の優遇制度を改めるなど、根本的な改革が必要なはず、なのだ。

 唯一、期待するとすれば、「自動運転」なのだが、相変わらず取りざたされるのは各論ばかりで全く全体像が見えてこないというのが実情。所詮、利権に群がる実現した時にはもはや生きていない人たちのおもちゃになっていると言っても過言じゃない。

 結局は警察の「交通取締り」に頼らざるを得ないということになるが、どう見ても警察の「ノルマ達成」のための取り締まりであり、そこで莫大な税金が無駄遣いされているという現状を見ると、「交通事故死者数ゼロ」など永久に達成できないだろう。目標未達に関しても、また誰も責任取らないばかりか、「3,000人切ってよかったね」で済まされるんでしょうね。
 
 とにかく、無策なお上になんか頼っていないで、クルマごときに人が殺され、罪もない人たちまで巻こまれ、さらに今では報道さえされない現実を、我々ドライバーがもう1度、自覚するべきなのでは?

 で、もしかしてこれも、「自助」なんですかね?

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