モビリティランド、2021年の鈴鹿10時間の開催中止を発表。新型コロナウイルスの影響を鑑み

 3月17日、鈴鹿サーキットを運営するモビリティランドは、8月19〜22日に開催が予定されていた『2021 第49回サマーエンデュランス BHオークション SMBC 鈴鹿10時間耐久レース』について、国内外における新型コロナウイルスの感染拡大状況、および今後の感染防止対策の見通しを踏まえて、開催検討を進めてきたが、世界を転戦し欧州、アジアなどから多数のチームが参戦するという大会の特性を鑑み、2021年度の開催中止すると発表した。

 鈴鹿10時間は、1966年に初めて開催された鈴鹿1000kmをルーツに持つ鈴鹿サーキット伝統の耐久レースだ。1983年からは全日本耐久選手権、全日本スポーツプロトタイプカー選手権の一戦として争われ、その後SWC世界スポーツカー世界選手権やスーパーGTなどさまざまなシリーズの一戦として開催された。

 2018年からは10時間レースにレースフォーマットを変更し、GT3カーの“世界一決定戦”として、SROモータースポーツ・グループが世界各地で展開するIGTCインターコンチネンタルGTチャレンジの一戦として開催され、アジアを代表する新たなレースとして生まれ変わった。2018年と、2019年には世界のGTレースの強豪たちと、日本のスーパーGT GT300チームやスーパー耐久シリーズのチームがしのぎを削るレースが展開された。

 そんな鈴鹿10時間だが、2020年は新型コロナウイルス感染拡大の影響によって開催中止となっていた。鈴鹿サーキットは2021年度の2年ぶりの開催に向けて検討を進めていたが、8月19〜22日に予定していた『2021 第49回サマーエンデュランス BHオークション SMBC 鈴鹿10時間耐久レース』についても中止されることとなった。

 モビリティランドは、中止の理由について「国内外における新型コロナウイルスの感染拡大状況および今後の感染防止対策の見通しを踏まえ、検討を進めてまいりましたが、世界を転戦し欧州・アジアなどから多数のチームが参戦する本レースの特性を鑑み、本年度の開催中止を判断いたしました」としている。

 モビリティランドの田中薫代表取締役社長は「BHオークション SMBC 鈴鹿10時間耐久レースについて、2年ぶりの開催を目指して準備を進めておりましたが、欧州をはじめ世界各国からの参戦が多いなか、各国での新型コロナウイルスに関する対策の変化が見通せない状況を受け、中止の判断をいたしました」とコメントした。

「開催を楽しみにされていたファンの皆様、関係者の皆様には、ご理解くださいますようお願い申し上げます。また再び皆様とSUZUKA 10Hのスタートの瞬間を迎えられるよう、取り組んでまいります」

IGTCインターコンチネンタルGTチャレンジの第4戦として開催された2019年の鈴鹿10時間耐久
IGTCインターコンチネンタルGTチャレンジの第4戦として開催された2019年の鈴鹿10時間耐久
2019鈴鹿10時間耐久レース決勝の様子
2019鈴鹿10時間耐久レース決勝の様子