低調メルセデスF1が開幕前にフィルミングデー実施。ハミルトンとボッタスが2台で走行

 メルセデスF1チームは3月16日、PR目的のフィルミングデーとして2021年型マシン、F1 W12 Eパフォーマンスをバーレーン・インターナショナル・サーキットで走らせた。

 他のチームがバーレーンでのプレシーズンテストを前にフィルミングデーを利用してニューマシンのシェイクダウンを行ったのに対し、メルセデスはテストで初めてW12を走らせ、テスト後にフィルミングデー走行を行うという選択をした。

 メルセデスはテスト初日にギヤボックストラブルに見舞われて大幅に走行時間を失い、その後も精彩を欠き、3日間の総合タイムでは、ルイス・ハミルトンが5番手、バルテリ・ボッタスは9番手にとどまっている。

 16日にメルセデスは距離を100kmに制限されたフィルミングデー走行を実施、ハミルトンとボッタスが周回した。この際、2020年サクヒールGPでのアウタートラックが使用されたようだ。

 チームはふたりが並んで走行する写真や短い動画、最後にチームスタッフが記念撮影を行うシーンなどを公開している。

2021年フィルミングデーでのルイス・ハミルトンとバルテリ・ボッタス(メルセデスF1)
2021年フィルミングデーでのルイス・ハミルトンとバルテリ・ボッタス(メルセデスF1)

 このフィルミングデーを使ってメルセデスが今まで隠してきた新しいものを試すかもしれないという考える者もおり、ボッタスがインスタグラムのストーリーにアップした写真から、新ノーズが投入されたのではないかという憶測も流れた。しかしこれに関しては、『auto motor und sport』のF1担当レポーター、トビー・グリューナーが、メルセデスに問い合わせたところ、プレシーズンテスト中と同じノーズを使用しているというコメントが得られたと伝えている。

 モータースポーツ・ジャーナリストのウィル・バクストンは、「私が聞いた情報からは、何か重要なものをシェイクダウンするというより正真正銘のフィルミングデーだと考えられる」「一部ライバルチームが恐れていたような巧妙なマスタープランの一部ではなく、撮影のための純粋なフィルミングデーだ」と述べた。

 テスト後、メルセデスのトラックサイドエンジニアリングディレクターを務めるアンドリュー・ショブリンは、チームには解決すべき問題があるとして、3月26日から28日の開幕戦バーレーンGPまでに速さを見つけるために全力を尽くすと語っている。