イタリアGT選手権王者の根本悠生、2021年はGTオープンで欧州の強豪に挑む

 合同会社ボーダーレスは3月15日、所属する根本悠生が2021年シーズンのインターナショナルGTオープンに参戦すると発表。所属チームは引き続き、イタリアのヴィンツェンツォ・ソスピリ・レーシング(VSR)となる。

 将来のワークスドライバー候補の発掘、育成を目的にランボルギーニが行う若手ドライバー育成プロジェクト『ランボルギーニ・GT3ジュニア・プログラム』の一員である根本は昨年、ランボルギーニの母国で開催されるイタリアGTスプリント選手権にVSRから参戦。

 フィンランド人ドライバーのトーマス・トゥユラとのコンビで、同チームの19号車ランボルギーニ・ウラカンGT3エボのステアリングを握り2度の優勝と計4回の表彰台を獲得し見事、シリーズチャンピオンを獲得してみせた。

 VSRチーム監督のヴィンツェンツォ・ソスピリはそんな根本を高く評価し、次のように語っている。

「2015年に日本のFIA-F4を戦っていた悠生と初めて出会い、すぐに彼は特別な才能を持っていると感じた。それから1年後、悠生は我々のチームVSRからGTレースへデビューを果たし、VSRとニコラス・コスタのイタリアGT選手権スーパーGTカップのタイトル獲得に貢献した」

「その後はランボルギーニ・スーパートロフェオで数シーズンを過ごし、つねに速さをみせるレーシングドライバーとして活躍。2020年はGT3レースにステップアップを果たし、イタリアGTスプリント選手権のシリーズタイトルを獲得した。悠生が今年も我々と一緒に戦ってくれることを本当にうれしく思うよ」

 ソスピリ氏のコメントにもあるように、24歳の根本は今季も引き続きVSRのランボルギーニを駆る。しかし、戦いの舞台はイタリア国内シリーズから欧州6カ国を転戦するGT3レース、インターナショナルGTオープンへと移ることになった。

 メーカーワークス格のチームや、ワークスドライバーも多数参戦するGTオープンの2021年シーズンは、5月16日の開幕戦ポール・リカールを皮切りに、スパ・フランコルシャン、ハンガロリンク、イモラ、レッドブルリンク、モンツァ、バルセロナの全7戦で争われる予定だ。

 ランボルギーニ・モータースポーツ部門責任者のジョルジオ・サンナは、「昨シーズンのイタリアGTスプリント選手権でのタイトル獲得や、ランボルギーニ・スーパートロフェオでの力強いパフォーマンスに続き、2021年のインターナショナルGTオープンで悠生をサポートできることをうれしく思っている」とコメント。

「インターナショナルGTオープンは、悠生のような才能あるドライバーにとって正しいステップだと考えており、アジアにおけるランボルギーニ・GT3ジュニア・プログラムを代表する最高の活躍を見せくれると確信している」

■根本「ふたたびVSR、ウラカンGT3エボとシリーズを戦えることが本当に楽しみ」

 今年の冬はアストンマーティンを走らせるガレージ59の下でAsLMSアジアン・ル・マン・シリーズにもフル参戦した根本は、新たな挑戦を楽しみにしているという。

「VSRとのパートナーシップを継続できることを大変うれしく思います。インターナショナルGTオープンでともにレースができることをとても楽しみにしています」

「昨年のイタリアGTスプリント選手権では、VSRとともにシリーズタイトル獲得という素晴らしい結果を残すことができましたが、2021年もふたたびVSR、そしてランボルギーニ・ウラカンGT3エボとともにシリーズを戦うことができるのが本当に楽しみです」

「このような機会を与えてくれたランボルギーニ・スクアドラ・コルセとジョルジオ・サンナに感謝します」

根本悠生/トーマス・トゥユラ組の19号車ランボルギーニ・ウラカンGT3エボ
根本悠生/トーマス・トゥユラ組の19号車ランボルギーニ・ウラカンGT3エボ