スパ24時間優勝のGPXがART GPとタッグ。GTWCヨーロッパ耐久カップ参戦体制を発表

 2019年トタル・スパ24時間レース優勝、2021年のドバイ24時間レースでも総合優勝を果たしたGPXレーシングは3月15日、2021年シーズンのドライバーラインアップを含む参戦体制を発表した。
 
 ドバイに拠点を置きポルシェ911 GT3 Rを走らせるチームは2021年シーズンも、引き続きファナテック・GTワールドチャレンジ・ヨーロッパ・エンデュランスカップ・パワード・バイ・AWSに参戦し、昨年惜しくも逃したシリーズタイトルの獲得を目指す。

 プログラムに参加する3名のドライバーはすべてポルシェワークスドライバーとなり、そのうちの2名は昨シーズン、GPXとともにシーズン2位となったマシュー・ジャミネとマット・キャンベルだ。今季はここにル・マン24時間ウイナーであるアール・バンバーが加わることになる。

 また、4月18日の開幕戦モンツァから始まる5つの耐久レースに参加する同チームには、今季からARTグランプリが技術面をサポートするために参加する。

 ARTはルイス・ハミルトンやニコ・ロズベルグのタイトル獲得に貢献し、シングルシーターレースでよく知られるフランスのエリート軍団だが、スポーツカーレースにおいてもその名は有名だ。日本のスーパーGTでも活躍したセバスチャン・フィリップが運営するチームはGT3レースでの優勝に加え、SMPレーシングとともに臨んだWEC世界耐久選手権のハイライトであるル・マン24時間レースでは、初出場で総合3位表彰台を獲得している。

 体制の強化を図ったGPXレーシングは同日、カモフラージュ柄のデザインが施されたポルシェ911 GT3 Rを初公開した。しかし、このカラーは暫定仕様であり、最終的なマシンカラーリングは来月、2021年シーズンの新しいタイトルパートナーとともに発表される予定だ。

「まずは、2016年のガルフ12時間からAsLMSアジアン・ル・マン・シリーズでの最近の勝利まで、GPエクストリームの技術面を担当してくれたモンラウ・コンペティションに心からの感謝を述べたいと思う。私たちはいくつかの素晴らしい瞬間を一緒に共有した」と語るのは、チーム代表のピエール-ブリス・メナ。

「忘れてはならないのは、このチームがモーターカーとモーターバイクのレースを専門とするメカニックとエンジニアを育成するバルセロナの学校に接続されていることだ」

「彼らは私たちと一緒に素晴らしい仕事をしてくれた。私たちは5年間でともに進化し成長してきた。今日、GPXレーシングの誰もが寂しさを感じているが、私たちの道はこれから別れていく。この決定は、私たちの戦略とモータースポーツと持久レースの変化によって生み出されたチャンスに基づくものだ」

「そのためにモータースポーツの最高レベルに精通しているチームのサービスに頼らなければないけなくなった。ARTグランプリとのこの新しいコラボレーションを開始することは、GPXレーシングにとって非常に前向きな動きだ」

「彼らの豊富な経験は、私たちにとって非常に貴重なものになるだろう。とくに近い将来、他の持久プログラムを採用することを決定した場合には。それまでの間、私たちの目標は今季のレースで一緒に勝つことだ」