阿部恵斗がチャンピオンを狙う! 真生騎は全日本ロードフル参戦か!? Webikeチームノリックヤマハが体制発表

 ウェビック チームノリック ヤマハの2021年チーム体制発表会がウェビックを運営する株式会社リバークレインで開催された。

 ライダーラインアップは、全日本ロード4年目を迎える阿部恵斗(ケイト)・17歳、ロードレース3年目の阿部真生騎(マイキ)・17歳、チームノリック生え抜きの青田魁(カイ)・15歳の3名は今年も変わらない。

 昨年、全日本ロードレース選手権ST600クラスでランキング8位となった阿部恵斗は、昨シーズン終盤にはポールポジションを獲得するなど速さを見せた。

阿部恵斗(Webikeチームノリックヤマハ)
阿部恵斗(Webikeチームノリックヤマハ)

「昨シーズン前半は、J-GP2クラスからの乗り換えに戸惑っている部分がありましたが、終盤には、ST600クラスのことを理解することができ、上位を見えて来ていました。先日、筑波を走り、転倒はあったものの、いいデータを取ることができたので、今年は、まず1勝。そしてシリーズチャンピオンを見据えたレースをして行きたいと思っています」と恵斗。

 もともとダートトラックやモタードは、うまかった恵斗だが、このオフは、チームがダートトラックやモタードトレーニングを毎週行い、ヤマハ系のライダーが積極的に参加。切磋琢磨しながら走り込み、その仕上がりは、過去最高の状態だと言う。

 実際トレーニング風景を見たが、アクセルの開けっぷり、スライドコントロールなど、一緒に走っていたライダーに比べても群を抜いていた。開幕戦ツインリンクもてぎでの走りが楽しみなところだ。

阿部真生騎(Webikeチームノリックヤマハ)
阿部真生騎(Webikeチームノリックヤマハ)

 ノリックこと阿部典史さんの息子である阿部真生騎は、まだオートバイに乗り始めて3年しか経っていないが、その才能は、疑う余地もない。今シーズンは国際ライセンスを取得し、筑波ロードレース選手権を中心に戦っていく予定だが、全日本ロード開幕戦ツインリンクもてぎにもエントリー。この結果如何では、全戦参戦する可能性もあると言う。

「このオフは、オフロードのトレーニングに力を入れ、筑波で約1秒タイムを更新できたので、成果が出ていると思います。全日本第1戦ツインリンクもてぎでは、しっかり結果を出せるように頑張りたいです。もてぎ、筑波、SUGOでは、全日本でもいいレースができる自信はありますが、鈴鹿、岡山、オートポリスは厳しいレースになると思います。それでも速いライダーと一緒に走った方が上達すると思うので、ぜひ全日本へチャレンジしてみたいです」と積極的なコメントを残している。

青田魁(Webikeチームノリックヤマハ)
青田魁(Webikeチームノリックヤマハ)

 青田は、J-GP3からST600にスイッチし、筑波ロードレース選手権を戦うことになった。最初に筑波のコース1000で乗り、いい走りをしていたが、本コースでは、2度の大転倒を喫してしまう。小排気量からステップアップすると、なかなか全開にできないライダーもいるが、青田は全く躊躇なくアクセルを全開にしていたそうだ。

「筑波選手権開幕戦は、転倒で肩を痛めていて思ったような走りができず悔しいレースでした。ST600をしっかり乗りこなせるようにもっとトレーニングをしてシーズン後半には、全日本レベルのタイムを出せるようにしたいと思っています」と青田。チーム入りして5年目と15歳ながら一番の古株となっている。その才能が開花するシーズンとなるか!?

チームノリックをサポートする信濃孝喜社長
チームノリックをサポートする信濃孝喜社長

 ノリックが2007年に不慮の事故で急逝し、父・阿部光雄氏が、その意志を引き継ぎ、2010年よりウェビックがサポートしてから10年の歳月が流れた。

「今年で11年目になります。アッという間だったと思いますし、とても熱い10年間、そして11年目に突入して行きます。昨年、新型コロナウイルスという未曾有の出来事により、思うようにレース活動ができなかったのですが、その中で、野左根航汰選手、岡本裕生選手というふたりの卒業生がヤマハで全日本チャンピオンを獲るという快挙を成し遂げました」とチームノリックをサポートし続けてきた信濃孝喜社長。

「そもそもチームノリックの存在意義である、若いライダーを育て、世界に輩出して行くというコンセプトが実績として表れてきていると実感しています。この10年間の阿部監督の努力の賜物だと思います。その結果が野左根選手のSBKへ、岡本選手はST1000クラスへ挑戦することにつながっています。この流れを絶やさずに新しい流れを作って行ければと思っています」

Webikeチームノリックヤマハの阿部光雄監督
Webikeチームノリックヤマハの阿部光雄監督

 オートレーサーとして長年活躍してきた阿部光雄監督は、2015年に現役を引退すると、チームノリックの活動にすべてを捧げていると言っても過言ではないほど、活発的に活動している。その情熱は、チームノリックのライダーのみならず、多くの若手ライダーに注がれている。

「ウェビックのサポートのおかげでチームノリックを続けることができています。支えてくださる皆さんに感謝しかないですね」と阿部監督。

Webikeチームノリックヤマハの2021年体制発表
Webikeチームノリックヤマハの2021年体制発表

「阿部恵斗は昨シーズン後半から期待できる走りを見せていました。今シーズンも開幕戦から、いい波に乗ることができればチャンピオンの可能性も多分にあると思っています。真生騎は、速くなってきているので、さらに実力を伸ばせるようにサポートして行きます。青田は、元気がよすぎて転倒をしてしまいましたが、モタードでは、かなり速く走ることができているので成長が楽しみですね」

 間もなく開幕する全日本ロードレース選手権。開幕戦ダッシュを決めたい恵斗、全日本デビュー戦でポイントを狙う真生騎。チームノリックの2人の17歳ライダーに注目が集まりそうだ。

青田魁、阿部恵斗、阿部真生騎(Webikeチームノリックヤマハ)
青田魁、阿部恵斗、阿部真生騎(Webikeチームノリックヤマハ)