2022年シーズンはどうなる? ホンダ製パワーユニットを積むF1新型マシンのテスト走行が開始

■2021年F1シーズンのタイトル獲得に向けてスタート

ホンダのパワーユニットが搭載されたF1新型マシンのテストがスタートしました。同社のパワーユニット(PU)を搭載し、今シーズンのF1に挑むのは、日本人F1ドライバーの角田裕毅もドライブする「Scuderia AlphaTauri Honda(スクーデリア・アルファタウリ・ホンダ)」と、「Red Bull Racing Honda(レッドブル・レーシング・ホンダ)」の2チーム、4台。

ホンダF1 2021シーズン
「スクーデリア・アルファタウリ・ホンダ」の「AT02」

ホンダは参戦最終年となる新シーズンでのタイトルを目指し、新型のパワーユニット(PU)を開発。各チームとともに今シーズンを戦う新型マシンの準備を進めてきたそう。

なお、3月12日~14日の3日間に行われるテストの状況は「Honda Racing」公式サイトで紹介されます。「スクーデリア・アルファタウリ・ホンダ」のチーム代表フランツ・トスト氏は、

ホンダF1 2021年シーズン
「スクーデリア・アルファタウリ・ホンダ」の角田裕毅

「今年は、ホンダと一緒に戦う4年目のシーズンになります。ホンダはこれまで、F1のPU開発に多くの情熱と資源を投入し、HRD-SakuraとHRD-UKにいるエンジニアたちも素晴らしい仕事をしてきてくれました。
その努力により、ホンダのパワーユニットは、高い競争力と信頼性を発揮するに至りましたが、今シーズンは、そのパワーユニットにさらに改良を加えてシーズンに臨みますので、我々のマシンはより高いパフォーマンスを見せることができると考えています。我々アルファタウリとホンダは、ここまで非常にいい関係でパートナーシップを組んできたので、今年いっぱいで彼らがF1を去ることは、本当に残念です。
一方で、新設されるRed Bull Powertrainsのもとで来年以降もホンダのテクノロジーが入ったパワーユニットの使用が継続できることを楽しみにしています。我々とレッドブル・レーシングにとっては、最善の策を選択することができました。今年はホンダとのラストイヤーになりますので、一緒に可能な限りのいい結果を獲得すべく、ベストを尽くしたいと思います」

とコメントしています。

ホンダF1 2021年シーズン
「レッドブル・レーシング・ホンダ」の「RB16B」

「レッドブル・レーシング・ホンダ」のクリスティアン・ホーナーチーム代表は、

「ホンダとの3年目のシーズンを迎えます。このパートナーシップの最終年にふさわしい、最大限のパフォーマンスをコース上で発揮すべく、チーム全員に士気がみなぎっています。手強いライバルに対して、自分たちがどの位置にいるのかという部分は理解していますが、我々は真のレース屋であり、ホンダと同様、タイトル獲得を目指して戦うという決意が年を経るごとに強くなっています。ホンダはこれまで、競争力のあるパワーユニットを供給すべく、ハイブリッド技術に多くのものを注ぎ込んでくれました。今もパフォーマンス向上に懸ける彼らの献身と情熱には、本当に感謝しています。
このオフの間にも、新しいパワーユニットから少しでも多くのパフォーマンスを引き出すために、同じく我々のパートナーであるエクソン・モービルとともに懸命に開発を続けてくれました。我々レッドブル・レーシングとしてもそれに応えるべく、新たなマシンであるRB16Bの開発に昼夜を問わず挑んできました。
実際には、シーズン序盤の数戦が終わるまでは、ライバルに対する自分たちの本当の実力は測れませんが、ホンダ、そして我々の経験豊富なドライバーであるマックス(・フェルスタッペン)と、チェコ(セルジオ・ペレス)とともに、この挑戦に向けた準備はできていると考えています」

と述べています。

ホンダF1 2021年シーズン
「レッドブル・レーシング・ホンダ」のセルジオ・ペレス

なお、先述のように2022年シーズンは、「Red Bull Powertrains」のもとでホンダの技術が入ったパワーユニットが引き続き使われることが決定しています。

なお、F1の2021年シーズンは3月26日(金)、バーレーンGPで開幕を迎えます。

(塚田勝弘)