「GRスープラ最強ブーストアップ仕様が鈴鹿を駆ける!」実測550馬力は伊達じゃない!!

「GRスープラ最強ブーストアップ仕様が鈴鹿を駆ける!」実測550馬力は伊達じゃない!!

これ以上のパワーを望むならタービン交換しかない!?

ブーストアップの限界仕様で鈴鹿アタックを敢行

このGRスープラRZは、東北を代表するチューニングショップ“スクリーン”のデモカーだ。ECUセッティングを軸にした全方位チューニングを展開し、現在は純正タービンを活かしたブーストアップの限界とも言えるレベルに到達しているが、今回はその性能を探るために鈴鹿サーキットでのアタックを行うことにした。


改めてスクリーンのデモカー(RZ)のスペックをおさらいしておくと、現状エンジン内部やタービンはノーマル。吸排気のみを煮詰めた、究極のブーストアップというべき内容の548.2ps/83.2kgm仕様。排気系はRH9のフルチタンマフラー、冷却系はCFSのヒートエクスチェンジャー(ラジエター)が採用されている。

中でも力を注ぐフットワークは、D2車高調の“MASA-SPEC”を装着。その名前の通り、レーシングドライバーの佐々木雅弘選手が徹底的に仕様を詰めた自信作で、電子制御とのバランスを考慮しながら4輪の接地性能を徹底追求している。スプリングレートはフロント14kg/mm&リヤ20kg/mmというセットだ。


ブレーキはフロントが6ポッドキャリパー+386mmローター、リヤが4ポッドキャリパー+356mmローターという組み合わせ。ホイールはボルクレーシングのZE40(FR10J+33)、タイヤはポテンザRE-12D(FR285/35-19)をセットする。


シートは2脚ともホールド性が高いレカロのRS-Gを導入。レーシングハーネスはタカタ製だ。その他の装備は全てストック状態のままとされている。

エアロパーツはイングス製でフル武装。ダウンフォース確保による安定性向上と、冷却効率の向上という2つのメリットを実現する高機能なアイテムだ。

アタック当日は、1本目の走行中にエンジンが吹けなくなるというトラブルに見舞われたが、スクリーン千葉代表がその場でリセッティングを施して対処。そして2本目のアタックで、2分13秒368という好タイムをマークしてみせたのだ。

「突然のエンジントラブルもありましたが、きっちりリセッティングしてもらって2本目のアタックは安心して踏めました。その際にサスペンションもハード気味に変更しましたが、それがタイムに繋がりましたね」と佐々木雅弘選手。

この結果を受けて、スクリーン千葉代表はブーストアップ仕様の開発終了を宣言。今後はウエストゲート式のフルタービンを投入し、さらなる戦闘力アップを狙っていくそうだから期待したい。

●取材協力:スクリーン 宮城県富谷市成田9-1-17 TEL:022-348-3761