ブランズハッチ戦の延期が決定。GTWCヨーロッパ・スプリントカップは1週間遅れで開幕へ

 3大陸4地域で開催されているGTワールドチャレンジなどのGTカーシリーズを運営するSROモータースポーツ・グループは3月8日、ファナテックGTワールドチャレンジ・ヨーロッパ・パワード・バイ・AWS・スプリントカップの開幕戦として開催が予定されていたブランズハッチ戦の延期を発表した。

 5月1~2日のスロットに入っていたブランズハッチは、2021年シーズンのGTワールドチャレンジ・ヨーロッパ第2戦、そしてスプリントカップのオープニングレースに位置づけられていた。

 SROは今週月曜日に、シリーズがイギリスのサーキットでの開催を年内後半に延期することをアナウンス。この決定は、イギリス政府が新型コロナウイルス(COVID-19)に係るロックダウンを緩和するためのロードマップを最近発表したことを受けたものだ。

 イギリスのナショナルスポーツ当局であるモータースポーツUKは、3月29日からレースイベントを再開することを全面的に許可しているが、観客を入れることは早くとも5月17日まで許されない。

 ブランズハッチの延期は、GTWCヨーロッパのカレンダーの中で、とくに忙しい部分のプレッシャーを和らげるためでもあった。現在のイギリスの渡航規制により、海外からGTWCヨーロッパのために英国に入国する際には10日間の検疫を受ける必要がある。

 スプリントカップとエンデュランスカップからなるシリーズにフル参戦するいくつかのチームにとっては、4月18日の開幕戦モンツァ(エンデュランスカップ第1戦)を終えてすぐにイギリスに移動しても、ブランズハッチのレースウイーク木曜日に隔離期間が終了することになるのだ。

 また、今回の延期決定によってブランズハッチと、5月7~9日にスプリントカップが開催されるフランス、マニ・クールの間の短いターンアラウンドも解消されることとなった。

 このマニ・クール戦はブランズハッチに代わってスプリントカップ開幕戦に置き換えられる。同カップは以後、6月のザントフールト、7月のミサノ、9月のバレンシアで開催され、後に詳細が発表される英国ラウンドへと戻る予定だ。